2015年3月3日火曜日
3月3日 (火) 12:30 豪中銀 金融政策発表 (取引通貨ペア AUDJPY)
3月3日 (火) 12:30 豪中銀 金融政策発表 (取引通貨ペア AUDJPY)
≪説明≫
豪中銀が2月3日に予想外の利下げを実施してからは、市場の関心は今回の金融政策委員会で再利下げがあるか? ないのか? これが大きな焦点となっていた。
2月12日の雇用統計では予想外に失業率が上昇し、雇用者数は減少していたことや、スティーブンス豪中銀総裁が「豪ドルは一段と下落する公算大きい」と発言するなど、市場ではAUD安のセンチメントが続いていた。
また、2月17日に公表された3日の豪中銀の議事録では、「豪ドル安は均衡のとれた成長に必要で、依然として大半のファンダメンタルズを上回っている」とし、エドワーズ・豪中銀理事は「一段の通貨安は豪州にとってより有益」と、追加利下げの可能性を意識せざるを得ない状態で今回の発表を迎えている。
そのため、市場では利下げをAUDUSD+AUDJPYに織り込んでいることも、意識しなければならない。また、AUDUSDは0.77近辺で下げ止まり、AUDJPYは90円割れから反発し、94円近くまで一時上昇していたことで、本日の発表が非常に注目される。
市場では、利下げの可能性は50~60%の確率とみており、追加利下げがないリスクも考えて置く必要がある。MINI調査では、20の銀行・エコノミストの内、12が0.25%の利下げを予想、8が据え置きの予想となっている。
今朝ほど発表となった、豪経常収支の赤字額は-96億豪ドルと予想-110億豪ドル、前回-125億豪ドルから改善し、住宅建設許可は前月比7.9%と予想-1.8%前回-3.3%から大幅に上昇し、AUD買いが強まっていた。
今日は、発表前の上下変動に足元をすくわれることのないように、逆指値の売り・買いで取引きを考えたい。
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AUDJPYは94.00円を高値に、過去4日間は93円割れでは買いが続き、大枠では93.00~94.00円のレンジ相場となり、このいずれか一方に抜けると動きが加速することになりやすい。
1時間チャートでは、徐々に底値を切り上げながら、Dailyと同じく94.00円を抜けきれずにいるが底堅い展開が続いている。
仮に、利下げが無ければ、94.00円を狙ってくる可能性も高く、下値のポイントは92.50円となっている。
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過去17回のAUDJPYの豪中銀発表直後、15分間の値動きでは、最大159pips(高値-安値)で、平均では41pipsの動きとなっており、変動の大きいイベントの一つとなっている。ちなみに、159pipsの値動きは前回の予想外の利下げ時となっている。
≪今回の予想と前回の数字≫
豪中銀は政策金利を0.25%引き下げ、2.25%→2.0%を予想
≪AUDJPY 過去15回の発表15分間の為替レートの変動≫
Hi-Low=Max159pips
Hi-low=Min0pips
Hi-low=Ave41pips
Open-Hi=Max58pips
Open-Hi=Min0pips
Open-Hi=Ave19pips
Open-Low=Max159pips
Open-Low=Min21pips
Open-Low=Ave10pips
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