3月27日 (金) 21:30 米GDP (取引通貨ペア USDJPY)
≪説明≫
今回は第4四半期の確報値となり、前期比年率の予想は2.4%で、速報値2.6%から下方修正が、改定値2.2%より強い数字が見込まれている。ただ、第1四半期の成長は予想より弱いことは周知の事実で、それ程大きなインパクトは期待できないが、最近の弱い米経済指標をみると、どうしてもドルは弱気にならざるを得ない。
その大きな理由としては、先週のFOMCから始まった、FOMCの利上げ時期の不透明感と、ドル高に対するリスク啓示で、共にドルを積極的に買う動きを躊躇させ、期末・四半期末に向けたポジションの巻き戻しを誘発させている最中に見える。
そういう意味では、引き続き米金利の動向と為替相場の関連性はいつもよりも高い。
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月足の長期チャートでは、過去4か月間115~122円のレンジで上下しているだけで、高値で上げ止まっている。
Weeklyチャートでは、122円を2度トライし失敗、ダブルトップとなり、下落するのか? 昨年11月から続く上昇傾向を維持することができるのか? まさにその攻防戦となっている。
短期取引きでは、昨日下髭の長い状況で、118.50円以下をボトムとした買いの流れが続いていると思われるが、ドル買いの圧力も弱まり、逆に119.30~50円で天井感が強まっている。
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過去25回のデータから、GDP前期比年率の予想と実際との差は、最大1.2%、平均0.5%と比較的大きい。
過去17回のデータから、USDJPYの発表直後15分間の値動きは、最大59pips(高値-安値)、平均22pipsと、そこそこの値動きが期待できるものの、最近の傾向としては、ある程度の差でも、急激に変化することは少なくなっており、上下のポイントを狙いながら、余裕を持って指値を出す方が、勝率が高くなっている。
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≪今回の予想と前回の数字≫
第4四半期GDP・確報値
前期比年率=予想2.4% 前回2.2%
個人消費=前期比予想4.4% 前回4.2%
GDPデフレーター=前期比予想0.1% 前回0.1%
コアPCE=前期比予想1.1% 前回1.1%
≪過去25回の予想と実際との差≫
前期比年率
Max=1.2%
Min=0.0%
Ave=0.5%
≪USDJPY 過去17回の発表15分間の為替レートの変動≫
Hi-Low=Max59pips
Hi-low=Min7pips
Hi-low=Ave22pips
Open-Hi=Max57pips
Open-Hi=Min0pips
Open-Hi=Ave15pips
Open-Low=Max29pips
Open-Low=Min0pips
Open-Low=Ave7pips
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