2015年3月5日木曜日

2015年3月5日(木曜)昨日4日、海外市場の動き

2015年3月5日(木曜)昨日4日、海外市場の動き

USD+CAD+NZDは上昇、USDJPY+AUDUSDは動けず、EURUSD+GBPUSDは下落、通貨間で動きは異なる。

欧州株は上昇、米株は下落、米金利は下落。原油価格は上昇、金価格は下落。

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EURUSD
1.1160を割り込み下落を開始、オプションカットで1.1100を割り気味、1.1106で下げ止まる。

USDJPY
大枠119.50~80のレンジで推移。

GBPUSD
EURUSDの下落の影響なのか? 1.5300を割り込み1.5250台まで続落。

AUDUSD
欧米市場で0.7860近くまで続伸するも、ドル高の流れに0.7800台まで下落、結局大枠で0.7800~50のレンジ。

USDCAD
カナダ中銀の声明で、1.2520台→1.2410台へ続落、CADドルは全面高。

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【ユーロ圏経済は底堅くなっているが、ユーロ買いにつながらず】
ユーロ圏各国のPMIは上昇へと変化、小売売上高は大幅に上昇するも、EURの売りは変わらず。EU一般裁判所は、ECBには決済機関の場所を決定する権限がないとの判断、EUR売りの流れは変わらず、1.1100を割り込む。

【カナダ中銀の利下げ観測は薄れ、カナダドル買いが強まる】
カナダ中銀は、政策金利を据え置き、声明は「インフレのリスクは均衡化へ」と、中立で追加利下げの可能性は薄れ、CADは全面高。

【米経済指標は強く、米金利の利上げ期待が続き、ドル先高感が強い】
1. 米サービス業PMIは強く、米ISM非製造業景況指数も強く、利上げ期待が続きドル買いが強まる。
2. ジョージ・カンザスシティー地区連銀総裁+エバンズ・シカゴ連銀総裁=利上げ支持へ。ベージュブックは米経済の拡大は続き、利上げ期待が膨らむ。


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ジョージ・カンザスシティー地区連銀総裁=インフレの低下は過度に懸念せず、賃貸料の上昇、賃金の上昇など考えれば、近い将来にインフレ率が加速する可能性が高い。年央にかけての利上げを支持。

地区連銀経済報告(ベージュブック)=1月初旬から2月中旬にかけ、大半の地区・分野で経済活動が拡大が続く。自動車販売と消費支出が大半の地区で増加。賃金圧力については、大半の地区で緩やか。熟練労働者の採用が困難で、賃金の上昇が一部でみられる。大半の地区で住宅販売が増加。

エバンズ・シカゴ連銀総裁=利上げは2016年上半期まで待つべきだが、政策金利の先行きを示すフォワードガイダンスの「忍耐強くいられる(patient)」との文言について、声明から削除することに必ずしも反対しない。

カナダ中銀は、政策金利0.75%の据え置きを決定。1月の利下げ効果が表れている。インフレのリスクは均衡化へ、金融安定リスクも1月に想定されたとおりの動き→ 追加利下げの可能性は薄れ、一部では利下げ予想もあったことで、カナダドル買いが強まる。

EU一般裁判所は、ECBには決済機関の場所を決定する権限がないとの判断、EU法の改正が必要と指摘。ECBは監督が行き届かないとして、ユーロ建て取引の決済機関をユーロ圏内に置くことを求めていたが、英国は通貨によって決済が分断される恐れがあると主張→ ロンドンの金融センターの地位が揺らぐことを警戒。

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