2015年3月28日(土曜) 最新のIMMポジション(3月24日集計分)から
最新のIMMポジションでは、7通貨(円、ユーロ、ポンド、スイスフラン、カナダドル、豪ドル、NZドル)のポジションの合計のネットショートは、-371,270コントラクトと、前週の-340,214から、通貨の売りが31,056増加し、前週の急減からの反動が見られた。
ドル換算では、約439億ドルの買いと、前週の約387億ドルから増加し、通貨売り=ドルが買い戻されていたことがわかる。(クロスもあるので、必ずしもイコールではないが、大まかな傾向がわかる)
前週は、FOMCの前日にドル買いが急減、イエレンFRB議長の利上・利下げ両可能性を示唆した弱気な記者会見や、メンバーのインフレ・成長見通しの下方修正に売られていたドルは、先週は逆にドル買いが増加し、水準的には3月10日へ逆戻りしたことになる。
つまり、市場のドル弱気なセンチメントにたいして、IMMのポジションから見ると、逆にドル買い戻しが続いていた。
EURUSDのショートポジションは相変わらず大きく、1.10台へと上昇する中でも、逆にユーロのショートは拡大が目立ち、つかの間のロングとなったスイスは、小幅な売り越しへと変化していた。
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各通貨のコントラクトの変化は、以下の通り。
円は、-48,054→ -45.905
ユーロは、-193,774→ -220,963
ポンドは、-37,851→ -38,557
スイスフランは、+2,235→ -3,955
カナダドルは、-32,822→ -32,656
豪ドルは、-28,807→ -28,368
NZドルは、-1,141→ -866
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ドル換算した全体のポジションに占める各通貨ペアの割合は、おおよそ以下の通り。
円は、50億ドル→ 48億ドル
ユーロは、266億ドル→ 302億ドル
ポンドは、350億ドル→ 358億ドル
スイスフランは、-3億ドル→ 5億ドル
カナダドルは、26億ドル→ 26億ドル変わらず
豪ドルは、22億ドル→ 22億ドル変わらず
NZドルは、0.1億ドル→ 0.1億ドル変わらず
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