2015年2月9日月曜日

最近の米経済指標は強弱混在です。

最近の米経済指標は強弱混在です。


先週の米雇用統計の時間当たり賃金と非農業雇用者数は予想がに強い結果となり、その前の、米第4四半期GDP・速報値は予想外に弱い結果となりました。


短期的な動きとは別に、将来の為替相場が米雇用統計で動いているとは考えにくいのではないでしょうか?


根底は、はっきりとしている強弱の差がいっこうに縮小しないことです。


成長率は高く、デフレ懸念はなく、利上げ期待の持てるFRB(USD)と、その他大勢。


ギリシャユーロ圏離脱リスク+デフレ懸念は抜けきれず、3月QE実施の弱点を持つECB(EUR)、原油価格の低下・商品価格の下落の弱点を持し、ディスインフレ懸念が続く、資源国通貨(AUD+CAD)、


そして、円安方向の維持を目指し、ETF+GFPIで日本株を買う、事実上の管理(やらせ)相場。
この中で、一つでも崩れ始めると、為替相場の流れが変わることになるのですが、4月までは変わることも予想しにくいものがあります。


したがって、ドル高の方向性に変わりはなく、但し、ドルロングポジションが積みあがり、その調整に相場が動ことがドル売りの精一杯のうごきでなないでしょうか。したがってドル以外の通貨ペア、EURGBPの売り、AUDNZDの売りが続きそうです。


USDJPYは116~119、116~121円のレンジで、押し目買いで、非常にゆっくりと円安方向へと動くことが予想されます。また、円クロスでは、他通貨で上記の不の材料が変わらない限り、極端な円安相場はなく、緩やかな動きが続くと思います。



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