2015年2月9日月曜日

2015年2月9日(月)欧州市場・米国市場序盤の動き

2015年2月9日(月)欧州市場・米国市場序盤の動き

ギリシャ、ギリシャ、ギリシャ、世の中のリスクはギリシャ中心に動いている。

ツィプラス・ギリシャ首相は議会演説し、2月期限のEUとIMFの金融支援は延長せず、ギリシャは新しい支援を求めると、強硬な発言は変わらず。ギリシャ財務相は、ギリシャがユーロ圏を離脱すれば他の国が追従し、ユーロ圏は崩壊すると、脅しを続ける。ギリシャ株は10%近く一時下落。

一方、ユンケル欧州委員会委員長は、ギリシャの経済改革の破棄計画はすべてをそのまま受け入れることはないと譲らず。

英財務相もギリシャとユーロ圏の債務問題の対立が英経済のリスクで、リスクは日々高まっているといい、キャメロン英首相は、ギリシャのユーロ圏離脱に備え、財務省とBOEで緊急会合を開く。

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USDJPYは、118.50~119.00円のレンジで基本動けず。
貿易赤字額げ減少し、ギリシャユーロ離脱懸念は消えず、リスクオンの動きに円を買い戻す動きが続いているが、大幅な円高は望み薄。

EURUSDは、ギリシャの強硬姿勢変わらず、ギリシャ株の大幅下落を筆頭に、欧州株は弱く、一時1.13を割り込み1.1270近く下落するも、続かず。

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今まで、中国、日本、独の貿易収支が発表された。
◎中国の貿易黒字は過去最高だったが、輸入が19.9%の減少と、内需が縮小しており、豪ドルが一時売られるも限定的で、欧州市場に入り逆に買戻しが強い。
◎日本の貿易赤字額は縮小傾向にある。
◎独貿易黒字は拡大し、2014年独の貿易黒字は過去最高で、世界NO.1で中国がNO.2。

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キャメロン英首相=ギリシャのユーロ圏離脱に備え、財務省とBOEで緊急会合を開く。

ユンケル欧州委員会委員長=ツィプラス・ギリシャ首相が有権者と約束した経済改革の破棄計画はすべてをそのまま受け入れることはない。

ツィプラス・ギリシャ首相(議会演説)=2月期限のEUとIMFの金融支援は延長しない。ギリシャは新しい支援を求める。

12月、独の貿易収支は218億ユーロ(予想160億ユーロ)へ拡大。独2014年経常黒字は過去最高で、世界第一の2153億ユーロ、2位中国1767億ユーロ。

12月、日本の貿易赤字が-3,956億円(前回-4720億円)に縮小、経常収支は1872億円(前回4330億円)と、6か月連続の黒字へ。

1月、中国の貿易黒字は600億ドル(予想489億ドル 前回496.1億ドル)と大幅に拡大するも、内需が縮小し、輸入が前年比-19.9%(予想-3.25)と大幅に減少。豪ドル売りが強まる。

ユーロ圏センティックス投資家信頼感は12.4(予想3.0)と予想外に増加し9年ぶりの上昇。

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