2015年2月8日日曜日

今週の為替相場を考える、経済指標・その他(2月9日~2月13日)【今週の材料から】

今週の為替相場を考える、経済指標・その他(2月9日~2月13日)【今週の材料から】

今週のメインイベント

◎ユーロ圏財務相会合+ EU首脳会合
◎ギリシャ債務延長申請の期日到来(16日)
◎BOE四半期インフレ報告
◎豪雇用統計
◎ユーロ圏各国の第4四半期GDP

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今週の多くの材料が待ち構えている。11日は東京市場は建国記念日で休場となり、実需筋の動きが緩慢になる分、投機的な値動きが市場を動かすことが可能になっている。

米国発の材料が乏しいい週で、今週のメインイベントはギリシャと言っても過言ではないだろう。
ギリシャ新政権が選挙公約に掲げた反緊縮財政だが、前政権が合意したプログラム延長申請の期限が16日に到来する。新政権は履行せず新たな計画を提示すると思われるが、ドイツなどとって納得できる計画となるのか? 準備期間を考えれば、11日までに結論を出さなければならないとの報道もあり、11日から始まる、一連のユーロ圏財務相会合とEU首脳会合が注目される。


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2/9(月)  
09:15 豪スティーブンス豪中銀総裁スピーチ

2/10(火)
10:30 中国消費者物価指数=前年比予想1.0% 前回1.5%

2/12(木)  
09:30 豪1月 雇用統計
19:30 カーニーBOE総裁講演
19:30 BOEインフレに関する書簡
19:30 BOE第4四半期インフレ報告
21:00 EU首脳会議(13日まで)
22:30 米小売売上高

2/13(金)  
7:30 スティーブンス豪中銀総裁発言
15:30 仏第4四半期 GDP・速報値
16:00 独第4四半期 GDP・速報値
19:00 ユーロ圏第4四半期 GDP・速報値
00:00 米ミシガン大学消費者信頼感指数・速報値

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USD
先のFOMCでは、明確は方向転換は読み取れず、米GDPは弱く、米雇用統計は強く、米経済指標も強弱混在。ただし、年内の利下げ開始の動きは変わらず。最近の米金利上昇が気になる。短期金利先物市場では、利上げ確率9月62%、7月47%へと、FRBの利上げ期待が再浮上。潜在的+継続的なドル高期待は変わらず。

JPY
GPIFは国内株式アクティブの運用受託先を選定。日銀のETFと合わせ、期末に向けた株高を演出する可能性が高く、円相場にとっては円高期待が削がれている。

EUR
ECBのQEは3月からスタートし、いまだ不透明。ギリシャ問題は今週以降も最大のテーマでユーロ売りの火種は残る。ECBの決定で、11日からオペ適格担保要件を失うことになる。ギリシャ新政権は、前政権の合意は履行しないといわれている、プログラム延長申請の最終期限は16日、11日のユーロ圏財務相会合が注目される。

引き続き、どこまで下げられるが焦点だが、ポジションはユーロショート過大。ユーロ安=独経済上昇に、相場感は1.00を割り込むとは思えず。次には今週13日(金)のユーロ圏各国の第4四半期GDPが最大の焦点。

GBP
BOEは金融政策を維持。ギリシャ問題では傍観者的な立場でEURGBPの売りポジションが積みあがっていた影響に、ポジションの巻き戻しが続いている。しかし、大きな流れはこの方向で進んでいると思われる。

今週は12日(木)、GBPにとって最大のイベントともいえる、BOE第4四半期インフレレポートが発表される。同日にはカーニーBOE総裁の講演と、CPIがターゲットを超えた弁明のために議会へあてに書簡を送る日でもある。

AUD
豪中銀の突然の利下げや、豪ドル安への誘導発言が続き、再利下げの思惑に買い材料は乏しいいが、原油価格が上昇を続けるようなら話は別。

NZD
先に、金利据え置きを決定、利上げ観測は後退したとはいえ、利下げをするような状況には至らず、売れら方は極端に思えてならない。ただ、NZドル安への誘導発言は続き、今後の経済指標次第の相場へ。AUDよりはまだ分があり有利では。

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