≪説明≫
今回の議会証言は、半期に一度の議会証言で、24日に上院銀行委員会、25日に下院金融委員会での証言が予定されている。
24日の証言でイエレンFRB議長の方向性はほぼ確定すると思われ、重要となっている。例年も二日目の議会証言への関心は薄く、相場が大きく動くことはない。
1月28日のFOMCでは、金融政策の据え置きを決定したが、始めて「国際情勢も検討対象」となり、「景気はしっかりとした底堅いペースで拡大」→「穏やかなペース」からやや変化した点であった。
2月28日のFOMC議事録(1月18日分)では、「早期利上げによる景気への影響を懸念」と、「ドル高は米国の輸出を抑制、ドルが一段高になるリスクを認識」とあり、サプライズに一時ドルは全面安となっていたことがあった。
ギリシャ問題もあり、ドル売りは続かず値を戻している。市場参加者は「遅かれ早かれ、FRBは利上げする」ことは大前提となっており、問題はイエレンFRB議長は、引き続き早期の利上げを示唆するのか、それとも、利上げの時期が先送りされるのか?その結果に焦点があてられている。
市場の見方は、先のFRB議事録は悲観的過ぎ、議長は楽観的な発言をするのでは? との期待感も一部にはあるが、結果を見ないことには動き難いことは確かである。
さて、その結果を考えながら、売り・買いの逆指値で対応するのか、チャートポイントを見ながら、順張りで対応するのか? それとも、クロスで対応するのか、直近の値動きを考えて対応したい。
0 件のコメント:
コメントを投稿