2015年1月17日土曜日

2015年1月17日(土曜) 昨日16日、海外市場の動き

2015年1月17日(土曜) 昨日16日、海外市場の動き

米CPIは前月比-0.4%と予想通りに低下し、FRBの利上げ期待に疑問をもたれながらも、ドル買いへ変化。米ミシガン大学消費者信頼感指数は予想外に強い結果にも、テーマは別で、ドルは下落。

「米株+米金利=上昇」にも反応は鈍く、週末のドルロングの調整にドル売りへと変化。スイスフランの大変動の週はようやく終了した。

米株は1週間ぶりに、ようやく前日比上昇。
原油価格(WTI)は48ドル台で安定。
USDRUBは64ドル台でロシアルーブル安変わらず。

USDJPYは116円台一時割り込むが117円台を回復するも、下落トレンドが変わる118.50円を超える水準まで戻れず。

EURUSDは1.15台を一時割り込み戻りも鈍く、2週間で1.20→1.15台まで下落。引き続き、スイス中銀が大量に買い介入をした通貨EURの行方が気になる。そして、ブラード・セントルイス連銀総裁が言ったように、「スイス中銀の突然のギブアップ=ECBのQE決定」の可能性を意識せざるを得ず、戻る売りかわらず、底値見えず。

いずれにしても、儲けに走り過ぎている、投資家の行為自体の正当性は別として、市場を大混乱させ、FX業者の破たんや金融機関の信用に傷をつけたスイス中銀の罪は重い。

◎ブラード・セントルイス連銀総裁=ECBが本格的な量的緩和の実施を計画し、実施すればが、スイス中銀がEURCHF1.20のスイス上限を守れなくなることが、撤廃した動きにつながった。スイス中銀は政策の伝達を市場にうまく伝えず、臨まざる事態を招いた。

◎スイスフランの大変動に為替取引業者が破たん=顧客の損失を肩代わり、アルパリUKが破産を申請。FXCMは顧客損失が約2.25億ドルとなり、自己資本規制に抵触のリスクに、ジェフリーズと救済を協議との報道も。グローバル・ブローカーズも閉鎖。

◎ウイリアムズSF連銀総裁=引き続き年央の利上げが適切。米経済については、成長率は2.5~3.0%近辺で推移し、失業率は2015年終盤から2016年序盤にかけて「通常」の水準と見なされる5.2%まで低下すると予想。インフレ率はFRBが目標とする2%まで最終的に上昇するとみてる。

◎ショイブレ独財務相=ギリシャ国債の債務再編は問題外と否定。ギリシャ経済は他の多くのユーロ圏諸国より速いペースで回復。債務に関する問題はなく、選挙後も国債支援団との合意を履行するよう求める。

◎ユンケル欧州委員会委員長=ギリシャのユーロ圏離脱は論外。ギリシャがユーロ圏を離脱することはなく、われわれがギリシャをユーロ圏から追放することもない。

◎ドラギ総裁(独紙)=QEに関して、ECBではなく各国中銀が自国の国債を買い入れるとともに、各国の買い入れ規模を債務残高の25%に制限する案を提案。

◎コチャラコタ・ミネアポリス連銀総裁=世界経済の成長懸念から海外の投資家が米国資産に逃避買いを入れている状況を踏まえると、FRBは今後数年にわたりインフレ率が目標の2%を下回って推移する可能性を真剣に受け止める必要がある。

◎コチャラコタ・ミネアポリス連銀総裁=年内はゼロ金利近くで維持すべき。

◎イタリア中銀し半期報告=今年の成長予測を1.3%(7月時点)→0.4%に引き下げるが、2011年以来の景気拡大を見込む。

◎ギリシャのアルファ銀行は緊急流動性支援を申請=ギリシャ総選挙前に資金逃避が続く。

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