2015年1月15日木曜日

2015年1月15日 昨日14日、海外市場の動き

2015年1月15日 昨日14日、海外市場の動き


⇒ 米株は一時-350ドル近く下落するも、-180ドル台まで値を戻す。
⇒ 原油価格は大幅上昇、WTIは48ドル台を回復。
⇒ 米10年差利回りは続落、1.85%と-0.05%(-2.81%)近く低下。
⇒ 弱すぎる米小売売上高(前月比-0.9%)。
⇒ 米輸入物価は6年ぶりの大幅低下(前月比-2.5%)。
⇒ 銅価格の急落、戻りも限定的。
⇒ 欧州司法裁判所はECBの無制限債券買い入れを合法と判断、QEへの抵抗が弱まる。


14日の為替相場は、「弱い米小売売上高+輸入物価の大幅低下」に、「米金利低下+米株は大幅下落」、FRBの利上げ時期開始の延期が予想されドル売りへと変化。しかし、「米金利は低下+原油価格の上昇」にも、ドル高基調に大きな変化は見られず。

EURUSDは、欧州司法裁判所はECBの無制限債券買い入れを合法と判断、QEへの抵抗が弱まり、弱い米経済指標に1.1850近くまで一時値を戻した。しかし、ギリシャ総選挙の最新世論調査では急進左派連合の支持率が急拡大するなど、ユーロにとって強弱の材料が示され、買い戻しも限定的。

USDJPYは、「弱い米小売売上高+輸入物価の大幅低下」に下落、116.10円で下げ止まり、米株の大幅下落にもドルの買い戻しが強まり、米株のマイナス幅が縮小+原油価格の上昇に117.40台へと反発。


ムーディーズ=ギリシャのユーロ圏離脱の可能性は低い。
S&P(インターファックス通信)=ロシア格付けが投機的等級(ジャンク)へ引き下げられる可能性はかなり高い。
豪連邦統計局=911月の求人件数は+2.6%の15.04万件(前3ヵ月-0.4%)から拡大し、過去2年間で最高水準へ。
コチャラコタ・ミネアポリス連銀総裁=米長期金利の低水準推移に不安を感じている。
米銀バンク・オブ・アメリカ(BOA )のプライムブローカレッジグループ=昨年、ヘッジファンド約150社との関係を解消した。金融市場の安全性向上を目指して策定された新規制の要件でコスト削減を迫られていることが理由。
ドラギECB総裁=一部報道で、ECBは政府債を購入する準備ができている。
ビスコ・イタリア中銀総裁=ユーロ圏にはデフレスパイラルのリスクがある。
アジアでLME銅相場先物が一時5.5%下落、商品市況全体の売りへ波及。
ベージュブック=大半の地区は緩やかなペースで成長拡大。消費者支出は大半の地区で増加。雇用はさまざまな分野で緩やかに拡大。物価は大半の地区で総じてやや上昇。
ギリシャ総選挙=125日の総選挙の最新世論調査では急進左派連合(SYRIZA)が、32.4%で優勢、与党民主主義党(ND)28.9%と差が拡大へ。
プロッサー・フィラデルフィア連銀総裁=FRBはの望み程長期金利の管理はできていない。米国債の上昇は、欧州など国外の経済問題が背景にあり、米国債は比較的安全資産で、利回りを追求していることもあり、利回りは過去最低で推移。
プロッサー・フィラデルフィア連銀総裁=12月のFOMCで反対票を投じたのは、FRBが「指標次第との立場を明確にせず、金融政策の主な決定要因として時間の経過を引き続き強調しているため。
FF金利先物市場=弱い小売売上高を受け、価格は急上昇し、利上げ開始予想が9月→10月に延期と予想されている。銅価格の急落もあり世界経済見通しの悪化を示す。
欧州復興開発銀行(EBDR)=2014年ロシアへの投資額は6億ユーロと67%減少。2014年の投資総額は8589億ユーロへ減少、トルコへは9.214億ユーロ拡大し、EBDR最大の投資先へ。
カーニーBOE総裁(英議員へ)=ECBがインフレ率を2.0%弱の目標値に向け措置を講じると想定。原油相場の急落は、北海原油・ガス生産のスコットランドには打撃だが、英経済成長にプラス。
2015年半ばまで米経済は最低でも3.03.5%の見通し。エネルギー価格とインフレ率は当面は低水準で推移と予想。
ドナヒュー米商工会議所会頭=米経済が近い将来に再びリセッションに陥ると考える理由はないが、米経済の長期的な見通しは「中国の減速、欧州の停滞、日本がリセッションに再び陥る恐れ」に不透明。
ロシア=880億ドル規模の政府系ファンド(SWF)、リザーブ・ファンドが保有する外貨の一部を自国通貨ルーブルに変換する可能性がある。ルーブル下落に歯止めをかけ景気を下支えを目指すため。






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