不安定な要因が多く、弱気な資金は株売り(リスク資産売り)+債券買い(安全資産買い)へ動いているといわれているが、その行動なのか、株安=円高の流れが続いている。
昨日米国では日経先物が大きく値を下げたこともあり、最初はこれを意識した「日経平均株価下落=円買い」から入る可能性があり、それを意識した円ロングも短期投機筋に見られ、ショートカバーが入った際に、118.70~80円を超えられかを注目。
「地政学的リスク」+「ギリシャのユーロ離脱リスク(25日)+ECBのQEの可能性(22日)+EU司法裁判所のOMT判断(14日今日)」+「弱い英CPI=利上げ期待遠のく」+「下げ止まらぬ原油価格+米株の低下+米金利の低下」に、ドル高となっているが、目先ではFRBの早期利上げ観測にも疑問がもたれている。
さらに、「日本株安+リスク回避=円ショートカバー=円全面高」の展開となっており、テクニカルでも116円台までの続落を示唆しているが、円の買い戻しが大きな相場の変化となるのか? どう考えても一時的な動きに思えてならない。
今日は、以下の材料が提示されているが、「メルケル独首相とドラギECB総裁が、経済政策会合」は、QEに反対するメルケル・ドイツと推し進めたいドラギ・ECBとの動きが注目される。もちろん、期待通り合意する可能性は期待はしていないが・・・・・。
「欧州連合(EU)司法裁判所の判断」では、よほどサプライズがなければ、司法判断は「OK」と思っており、ほぼ間違いないと判断。しかし、「IF」違法とでも判断されれば、法的な強制力はないといわれているも、ECBのQEへの影響は避けられず、「ユーロ売り」が強まる可能性もある。
≪今日の主な材料≫
16:45 仏消費者物価指数
19:00 メルケル独首相とドラギECB総裁が、経済政策会合に参加
22:30 米小売売上高
23:15 カーニーBOE総裁講演
0:00 米企業在庫
4:00 米地区連銀経済報告(ベージュブック)
未定 欧州連合(EU)司法裁判所の判断
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