ロンドン市場のドル買いは一体何だったんだろう? 米株は弱く、米金利は低下、原油価格は下落し、NY市場では全戻しでドルは下落。ただし、コモディテイー通貨(AUD+NZD+CAD)は続落傾向は止まらず。米労働市場情勢指数は強い。
特に目立ったのは3つ。円高+カナダドル安+変わらぬユーロ先安懸念。
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◎USDJPYは118.20円台へ再び下落。日経平均先物は17000円を割り込み、米株安+原油価格の下落に安全資産買いへの選択と円ショートカバーが続く。
◎USDCADは1.20の大台が視野に5年ぶりの高値へ。原油価格は2009年来の安値へと続落し、先週末のカナダ雇用統計の悪化。、
◎EURUSDは潜在的なユーロ売りが続くが、1.1800以下の買いは強い。ノボトニー・オーストリア中銀総裁+ノワイエ仏連銀総裁+マクチ・スロバキア中銀総裁+ビスコ・イタリア中銀総裁など、多くが低インフレを懸念し、量的緩和の必要性を示唆し、
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欧州株は上昇、EURO STOXX50=3084.18(+1.36%)
米金利は低下、10年債利回り=1.91%(-0.04-1.95%)
米株は下落、DJIA=17640.84(-0.54%)
原油価格は下落、WTI=45.90(-4.98%)
金価格は上昇、GOLD=1234.00(+1.47%)
DXY=91.991(+0.06%)
VIX=19.51(+11.17%
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USDJPYは、118.10円→119.30円→118.10円台、日経平均先物が17000円を割り込み円買いが強まる。
EURUSDは、1.1870→1.1780台→1.1840台、
GBPUSDは、1.5190台→1.5100→1.5180台
AUDUSDは、0.8250→0.8130台→0.8160台
NZDUSDは、0.7860台→0.7730台→0.7780
USDCADは、1.1830台→1.1960台
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◎ノボトニー・オーストリア中銀総裁=低インフレの長期化を警戒。世界経済の中でも欧州は弱い。ECBは対応を長期間待つべきではない。原油価格は50ドル付近が新たな均衡点になる可能性がある。
◎ノワイエ仏連銀総裁=量的緩和に関して現時点で何も決定されていないが、買い入れ実施の是非や、開始の時期が議論の焦点で、ギリシャ問題の重要度を上回る。もっと早い時期に開始とか、先送りすべきなど様々な意見がある。個人的には買い入れ対象の割合に上限を設定すべき。
◎マクチ・スロバキア中銀総裁=低インフレは長期化し2016年末前に目標2.0%弱を上回ることはない。既存措置の効果がない場合には、量的緩和に踏み切る必要がある。
◎ビスコ・イタリア中銀総裁=ユーロ圏のデフレリスクを過小評価すべきでない。ECBの実行できる最善の対策は国債買い入れ。
◎ルッテ仏首相=ギリシャ急進左派連合(SYRIZA)が総選挙で勝利しても、過去4─5年に厳しい財政再建に取り組んできた同国が改革をすべて停止し、ユーロ圏を離脱するというのは想像し難い。
◎仏中銀月報=2014年第4四半きGDP予想は前期比0.1%。
◎ゴールドマンサックス=OPECがが需給バランスを取り戻すために減産に踏み切ることはないとの想定では、シェールエネルギーへの投資の勢いを削ぐには原油価格は今年上期に40ドル付近に下がらなくてはならない。
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