2014年12月5日金曜日

2014年12月5日(金曜) 昨日4日、海外市場の動き(午前5時15分現在)

2014年12月5日(金曜) 昨日4日、海外市場の動き(午前5時15分現在)

ようやく、USDJPY120円台へ上昇、EURUSD1.2300割れへ下落。ただ、共に達成後は逆に値を下げる。

米金利と米株は小幅下落、原油価格は下落、金価格は小幅下落。ドルインデックスも下落へ。

円相場は、自民党圧勝=追加緩和期待=株高=円安、USDJPYはついに一時120円台へ上昇。

ドラギECB総裁の記者会見では、「ユーロ圏経済の先行きリスクは下向き」で「原油価格は下落は特に留意」と弱気で、ECBスタッフ予想は「GDP+CPIを大幅下方修正」としながらも、独連銀の反対に、景気支援の追加緩和措置の判断は来年初めに持ち越す。しかし、ドラギECB総裁は「量的緩和(QE)実施には全会一致の必要性はない」と、くぎを刺しその準備を強化していることを表明、来年1~3月にはQEが実施される可能性は高い。

USDJPYは、ドラギECB総裁の記者会見後のEURUSDの変動に、円クロスで円売りで攻め、ようやく瞬間120円の壁を上抜け、オプションカットで120.20円台まで上昇。オプションカット後に119.30円まで下落し、119.90円まで上昇する、値幅の大きな展開となった。

EURUSDは、ドラギECB総裁の記者会見直後は、1.23の大台を割り込み、1.2280台まで下落。追加緩和への期待が来年まで持ち越しとなり、1.2400の大台を回復し、ロンドンフィキシングの1.2450台をピークに、1.2360まで逆に下落。

GBPUSDの動きはより複雑。BOEは予想通り金融政策の据え置きを決定。EURUSDの動きに一時連動しながら一時1.5720台へ上昇するも、EURGBPの買い戻しにポンド売りも強く、1.5650~1.5720のレンジで上下。

AUDUSD+NZDUSDは、EURUSDの上昇に連動しながら、AUDUSD0.8360、NZDUSD0.7740を底値に上昇し、連動しながら、値を下げる。

USCADは、原油価格の低下に1.1350を底値に、サウジアラビアが米国とアジア向け原油価格の引き下げを発表し、WTIは一時66ドル台前半まで下落し、カナダドル売りが強まり上昇するも、Ivey購買部協会指数が強く1.1400を超えられず。

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フランス雇用統計=第3四半期 ILO基準失業率10.4%(第2四半期10.1%)へ上昇。

ボロズ・カナダ中銀総裁=原油価格の急落はカナダ経済やインフレ動向のリスクになる。経済には十分は成長力がある。景気が拡大する余地は大きい。

佐藤日銀新議員=円安は非製造業にとってマイナス要因。一段の円安が輸出の回復を後押しするかも不透明感がある。追加緩和により金利は一段と低下すると見込まれるものの、名目金利は既に歴史的な低水準で、実質金利も大幅なマイナスとなっており、経済・物価に対する限界的な押し上げ圧力は大きくないと判断。

ドラギECB総裁の記者会見=景気支援の追加緩和措置の判断は来年初めに決定へ→ 独連銀総裁の反対が理由と思われ、ドラギECB総裁は、量的緩和実施には全会一致の必要性はないとくぎを刺す。

ドラギECB総裁の記者会見=量的緩和実施には全会一致の必要性はない。バイトマン独連銀総裁は、バランスシートに関する文言強化に反対。金融刺激策の達成度合いや、バランスシートの拡大、物価安定の見通し、物価動向の見通しについて再評価し、それらの技術的な準備を加速させている。

ドラギECB総裁の記者会見=ユーロ圏経済の先行きリスクは下向き。ユーロ圏経済の先行きは、3カ月前より弱いくGDPは減少の見通し。ユーロ圏の成長の勢いが弱く、地政学リスクが高いことから、信頼感および、とりわけ民間投資が押し下げられる可能性がある。原油価格の下落に特に留意する必要がある。

ECBはバイトマン独連銀総裁が強く反対し、バランスシートの規模について、前月の理事会で「2012年初頭の水準に向かうと予想される」と表現したが、今回は「予想される(expected)」を「意図される(intended)」に変更。

サウジアラビア=米国とアジア向け原油価格の引き下げを発表し、WTIは一時66ドル台前半まで下落。


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