2014年12月4日木曜日

2014年12月4日 アジア・欧州・米国市場序盤の動き

2014年12月4日 アジア・欧州・米国市場序盤の動き

BOEとECBは予想通り、政策金利を据え置き、相場は動けず。

ドラギECB総裁は、期待された早急な追加緩和を示さず、EUR買いが強まる。EURUSDの上昇がドル買売りをリードし、USDJPYも120円直前まで上昇したが、119.60円台まで下落。そして、ついに120円台を達成!

≪USDJPY≫
衆議院選挙の情勢調査では、自民党が300議席(改選前295議席)を超える勢い。自民党圧勝=日銀の追加緩和期待=日本株上昇=円売りへ。 USDJPYは120円直前で上げ渋る。ドラギECB総裁の記者会後の、EURUSDの上昇に、ドル売りが加速しUSDJPYも120円直前→119.60円台まで一時下落。

EURUSDは、ビックイベントのECB理事会とドラギECB総裁の記者会見待ちで1.2300~20で動けず。記者会見直後は、EURUSDは1.2300を一時割り込み、直後に1.2410台まで上昇。

≪ドラギECB総裁、記者会見の内容≫
記者会見の内容資産購入は少なくても2年間続く。
直近の経済指標は低インフレ、低成長を示唆
ECBはインフレの影響を監視へ
ECBは現行の刺激策を来年1~3月期に再評価する
必要であれば行動するという点で全員一致
エネルギー価格の低下は可処分所得を押し上げる
ECBは原油価格による影響に特に警戒する
インフレ最新見通しに最新の原油価格動向含めていない
バランスシートをめぐる文言は全員一致ではない

≪ECBスタッフ予想≫
2014-16年の成長率見通しと、インフレ見通しを引き下げた。9月予想との比較; 2014年GDP0.9%→0.8%、2015年1.6%→1.0%、2014年CPI0.6%→0.5%、2015年1.1%→0.7%。
記者会見の内容

≪その他発言等≫
◎フランス雇用統計=第3四半期 ILO基準失業率10.4%(第2四半期10.1%)へ上昇。
◎ボロズ・カナダ中銀総裁=原油価格の急落はカナダ経済やインフレ動向のリスクになる。経済には十分は成長力がある。景気が拡大する余地は大きい。
◎佐藤日銀新議員=円安は非製造業にとってマイナス要因。一段の円安が輸出の回復を後押しするかも不透明感がある。追加緩和により金利は一段と低下すると見込まれるものの、名目金利は既に歴史的な低水準で、実質金利も大幅なマイナスとなっており、経済・物価に対する限界的な押し上げ圧力は大きくないと判断。

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