2014年12月4日(木曜) 昨日3日の、海外市場の動き(午前5時45分現在)
ドルとポンドは全面高。ユーロは弱く(EURUSD一時2年ぶり安値)、円は全面安(USDJPY一時7年ぶり安値)。米金利は上昇、米株も上昇、原油と金価格は上昇。
米経済は強く利上げ方向に変わりなく、ユーロ圏と日本の経済は弱く、景気刺激策や追加緩和策が必要。米国は、ユーロ圏と日本の景気低迷が米国に影響を与える恐れを危惧、景気刺激策を強く求める。
※FRBは利上げの可能性が高く、ECBは追加緩和の可能性が高い。
※米経済指標は強く、ユーロ圏の経済指標は弱い。
※ベージュブックは、大半で消費支出は上向き、幅広い地区で雇用は増加、ガソリン価格の下落が後押し。
※シーツ米財務次官は、EU各国の中銀に、継続的な景気刺激策の実施など、利用可能な手段をすべて活用するように求め、日本に新たな支出パッケージで、景気刺激策の終了の埋め合わせを十分にすべきと発言。
※オバマ米大統領は、日本・欧州経済の弱含みで、米経済に影響与える恐れがあると警告。
※カナダ中銀は、景気回復が広がる兆候がある。好調な米経済とカナダドル安に、原油価格の下落によるインフレ圧力は弱まる。
※オズボーン英財務相は、財政赤字が当初予想より拡大、削減達成は困難。経済成長率は来年以降は減速の見通し。
※豪第3四半期GDPは予想を下回り、豪ドル売りの流れが続く。
USDJPYは、米国市場に入り、弱いADP雇用統計にも反応は鈍く、強い米サービス業PMIやISM非製造業景況指数は強く、ベージュブックも景気拡大を示唆、米金利の上昇や米株価の上昇に、クロスでも円売りが加速、119.50円を超え119.80円台まで上昇、120円の大台に手が届く水準へ。
EURUSDは、米国市場に入り、弱いユーロ圏経済指標によるユーロ売りの流れを受けたユーロ売りが続いた。4日のECB理事会を控え、米国からは追加緩和を求める動きが活発し、来年3月に量的緩和を実施する予測も増え1.2300近くまで下落。
GBPUSDは、弱いユーロ圏経済指標に反して、英経済指標は強く、EURGBPの売りやクロスのポンド買いが強く、オズボーン英財務相が「経済成長率は来年以降は減速」との発言にも、GBPUSDは一時1.5710台まで上昇。ドル高の中で唯一堅調に推移。
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