今日は、注目のECB理事会があり、ドラギECB総裁の記者会見が予定されています。
直近では、米国から弱いユーロ圏経済に対して、「なんとかしろ、でないと、米国経済が巻き添えを食う」と、景気刺激策や追加緩和を求める声が強くなっています。
複数の金融機関から、来年3月にECBは量的緩和(QE)に踏み切るとの見通しが発表されるなど、早くもその動きを材料にした、EUR売りも活発に見られます。
EURUSDは1.2300の大台で下げ止まりながらも、直近の安値を更新し1.200の大台を目指す勢いが感じられます。市場では、EURUSDの売りもさることながら、EURGBPの売りにシフトしており、その影響にGBPUSDは底堅く推移し、ドル全面高の流れにも、GBPだけは堅調に推移しているのがその結果では、ないでしょか?
USDCADは、カナダ中銀は政策金利を据え置きながらも、声明では予想外に原油価格の上昇に対しては冷静で、好調な経済が予想されており、早速、CAD=原油価格の連動性がやや薄れていますが、一時的なポジション調整のなせる技で、引き続き連動性は強いと考えます。
さて、USDJPYですが、120円を目前に上げ止まっていますが、120円を試さずにすむのでしょうか? 今日、よっぽど日経平均株価が下落しない限り、株高=円売りに、無理やりにでも120円を試すことでしょう。
ただ、その後の展開は? どうも、一方的に上昇するより、利食いが強まることが予想されます。そうです、ちょうど119円台から値を下げたような値動きも可能性があるのではないでしょうか?
今日の主な経済指標・発言・その他
07:30 ボロズ・カナダ中銀総裁講演
09:30 豪貿易収支
09:30 豪小売売上高
21:00 BOE(英中銀) 金融政策発表
21:45 ECB(欧州中銀) 金融政策発表
22:30 ドラギECB総裁記者会見
22:30 週刊新規失業保険申請件数
00:00 カナダIvey購買部協会指数
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