2014年12月19日金曜日

2014年12月19日(金曜)昨日18日、海外市場の動き

2014年12月19日(金曜)昨日18日、海外市場の動き

FOMCの翌日。注目された米国市場は、米株+米金利は上昇。肝心の原油価格は弱いものの、プーチンロシア大統領の強気な対応と発言に、通貨ルーブルはUSDRUB=60近辺で安定。為替市場は円安+ユーロ安ながら幾分安定へ。

PIMCOの2015年見通しは、円とユーロの下落は続き、通貨安は経済成長を後押し。

原油価格=一時54ドル台へ下落
USDRUB=59~63で安定

ダウ平均=1.65%上昇
米10年債利回り=2.20%(+0.07)へ上昇
米2年債利回り=0.63%(+0.02)へ上昇

USDJPY=118.60~119.30円と高値圏で安定推移。
EURUSD=一時1.2260台まで下落、1.2270~90の狭いレンジで推移。
GBPUSD=1.5670台へ続伸。EURGBPは0.7830台へ続落。
AUDUSD=0.8200を超えられず、0.8140台まで続落。
EURCHF=スイス中銀1.2000を死守。マイナス金利に1.2090台へ一時上昇、後に1.2040近辺で落ち着く。

スイス中銀がついに通貨防衛で政策金利をマイナスの領域まで引き下げた。理論的には資金を調達すると金利をもらえる領域に突入させ、EURCHFは1.20を死守、一時1.2090台まで上昇するも、効果は限定的。

ユーロは相変わらず弱く、EURUSDは1.2300を割り込んで推移。EURGBPの売りも要因の一つではあるが、EURCHFの介入が実を結べない要因でもある。ギリシャ政局不安とECBのQEの可能性は払拭できず、いずれの動きでもEURの買い戻しは一時的にとどまっている。

しかし、米国発の経済指標はまだら模様で、新規失業保険申請件数は改善傾向がみられたが、PMIはサービス業+総合共に予想外に弱く、フィラデルフィア連銀製造業景況指数は、先月が強すぎた反動もあるが、24.5(予想27 前回40.8)と弱過ぎ、景気先行指数は前月比0.6%と予想0.5%を上回ったものの、前回が0.9→0.6%に下方修正された水準と変わらず、強さは感じられない。

一方、英国の小売売上高は前月比1.6%(予想0.3% 前回1.0%)と非常に強く、GBPUSDは上昇し、EURGBPは続落。

円は、国内要因では円安傾向変わらず。株高とRUBの安定に円売りが再燃し再び119円台へ。

PIMC2015年予想=原油価格の下落は世界経済にプラスに作用し2.75%へ加速。米国は2.4%(2014年)→2.75~3.25%に加速。日銀の追加緩和の効果を注目。ECBの量的緩和の実施能力を注視。円とユーロの下落は続き、通貨安は経済成長を後押し。

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