2014年12月19日金曜日

2014年12月19日(金曜)今日の動き

2014年12月19日(金曜)今日の動き

≪今日の注目点≫
●原油価格+ロシア・ルーブル
●株価+金利
●週末のポジション調整
●衆議院選挙後、初の日銀金融政策決定会合+黒田日銀総裁の記者会見
●カナダCPI+小売売上高

最近の円相場を考えると、国内要因の「円安傾向の継続」と、海外要因の「リスク回避による安全資産としての円買い」と両面を考える必要があり、その場、その場でどちらが支持され優勢となるか変化を見守る必要もあります。

FOMCの反応は「利上げを急がず」のようで、昨日は世界的に株価は上昇、原油価格は小幅な下落ながらも、ルーブルは安定し、VIX指数は‐12.96%、MSCIEMは1.82%上昇。まあ、なんとか安定しているように見受けられ、円売りへと変化しました。

ただ、フィッチがベネズエラを3段階引き下げ、原油価格の下落による資源国通貨安が終了したのか、まだ疑問が持たれる領域で推移しています。

今日は、週末の金曜日。本来ならばポジション調整が活発になることが多いのですが、今回の日々大変動相場に加え、クリスマス・年末近くで、ファンド勢は大きなポジションを維持しているとは考えにと思われます。

さて、今日は注目の日銀金融政策決定会合と黒田日銀総裁の記者会見が、今日のメインイベントで、衆議院選挙後の発の会合で、注目していますが、変化を期待できずと見ています。ただ、年末も迫り市場に安心感を与えることだけは考えやすいでしょう。

今後の動きですが、PIMCOが昨日発表した2015年の予測のように、「日銀の追加緩和の効果を注目し、ECBの量的緩和の実施能力を注視」し、「円とユーロの下落は続き」、「通貨安は経済成長を後押し」で、この考え方に賛同しますが、市場参加者の多くはこの考えと同じと考えると、なぜか不安にもなりますが・・・・。

今日のUSDJPYは、108.00円~109.50円のレンジを大きく抜け出すことは難しいと思われますが、Dailyチャートからは、このいずれかの水準を抜いた方向に動きが加速しやすくなっていると考えます。



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