2014年12月18日木曜日

2014年12月18日(木曜)昨日17日、海外市場の動き

2014年12月18日(木曜)昨日17日、海外市場の動き

FOMCは、事実上のゼロ金利に関する文言の「相当な期間」から、利上げは「辛抱強くなれる」と変更へ。

イエレンFRB議長は、フォワードガイダンスの修正は意向の変化意味せず。しかし、多くは2015年利上げを想定、FOMCはいずれ緩和策を解除へ。その時期は「今後数回のFOMCで正常化が開始する可能性は少ない」今後数回とは2回を意味する。(1月28日、3月18日 4月29日)

米株は上昇、米金利も上昇、原油価格も上昇、しかし、FOMCはいずれ緩和策を解除に一時伸び悩むも、最後は上昇へ。


為替相場は、文言の変化をめぐり「事実上変わらず」なのか、「早期利上げを示唆」なのか不確実で、直後はドル売り・ドル買いが交錯。声明文にドル買いが強まり、結局はイエレンFRB議長の発言をうけドル全面高へ。

※ FOMC=政策金利0.0~0.25%の据え置きを決定。フィッシャー・ダラス連銀総裁、コチャラコタ・ミネアポリス地区連銀総裁、プロッサー・フィラデルフィア連銀総裁の3名が反対票に投じる。
※ FOMC=事実上のゼロ金利に関する文言の「相当な期間」を削除し、利上げは「辛抱強くなれる」と変更へ。
※ FOMC=米経済活動は穏やかなペースで拡大→ 原油価格の下落やルーブルの下落に関しての言及はない。
※ FOMC=前回声明の「相当期間」と一致した表現だと説明。物価は一時的なエネルギー安が消えれば2%に向かう。経済活動は緩やかなペースで拡大。経済情勢次第で利上げ時期は前後。
※ FOMC=米経済活動は穏やかなペースで拡大→ 原油価格の下落やルーブルの下落に関しての言及はない。

※ イエレンFRB議長の記者会見=今後数回のFOMCで正常化が開始する可能性は少ない。今後数回とは2回を意味する。(1月28日、3月18日 4月29日)。FOMCはいずれ緩和策を解除
※ イエレンFRB議長の記者会見=フォワードガイダンスの修正は意向の変化意味せず。原油下落のインフレ低下は一時的と判断。
※ イエレンFRB議長の記者会見=利上げが適切となる経済状況を注視。参加者のほとんど、2015年利上げを想定。色々な見方はあるが、一部は2015年半ばの利上げ開始予想。
※ イエレンFRB議長の記者会見=FOMCはインフレが2%を上回るとは予想していない。0.25%づつの利上げは望まれていない可能性も。政策はデータ次第。


FOMC経済見通し
GDP 
14年 2.3~2.4%増(2.0~2.2%増)
15年 2.6~3.0%増(2.6~3.0%増)
16年 2.5~3.0%増(2.6~2.9%増)

失業率 
14年 5.8%(5.9~6.0%)
15年 5.2~5.3%(5.4~5.6%)
16年 5.0~5.2%(5.1~5.4%)

PCE  
14年 1.2~1.3%(1.5~1.7%) 
15年 1.0~1.6%(1.6~1.9%) 
16年 1.7~2.0%(1.7~2.0%) 

ゼロ金利解除予測
15年 15人(14)
16年 2人(2)
計17人(前回は16人)

2015年末の金利見通し
0.125%・2人
0.625%・2人
0.875%・4人
1.125%・3人
1.625%・2人
1.875%・4人
参加者計 17人


※ ルーブル急反発=USDRUB一時58台へ低下。
※ ギリシャ大統領選の第1回投票は、必要な200票得られず。
※ クーレECB専務理事=ECBで景気を支援するには、一段な措置が必要と広範囲な合意がされており、国債買い入れが基本的な選択肢で、焦点は追加策実施の是非ではなく、追加策の最適な実施方法。
※ オランド仏大統領=18~19日のEU首脳会議で適切な金融政策が必要と主張する。
※ 1月22日のECB理事会で、QEを開始する可能性。
※ 米国とキューバで国交正常化交渉を開始へ

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