2014年12月17日水曜日

2014年12月17日(水曜)今日の動き

2014年12月17日(水曜)今日の動き

師走間際のこの時期に、金融市場の大変動は避けたいと考えながらも、原油価格の下落は、それを許さず。

原油価格+ルーブル下落で、デフォルトリスクが高まるロシア経済。米議会は13日に対ロシア追加政策を可決、オバマ米大統領が署名して今週中にでも追加制裁が成立する運びへ。追加制裁をするとどうなるのでしょうか? 現状を考えれば発動はできないと思われます。

なりふり構わぬ、ルーブルの通貨防衛で、ルーブル安も一服。ただ、その過程では、資本規制の可能性まで飛び出し、一部ではルールの取引を停止した取引会社もありました。今後、再びルーブル安にでもなれば、その流れが広がるリスクも考慮する必要がありそうです。

市場では、1998年のロシア危機の思いがダブり、最近では先の、バーナンキFRB議長が米国の利上げ開始を示唆し、中国・アジア諸国の金融市場が不安定になった2003年春先を思い出します。

今日は、米国のFOMCがメインイベントになりますが、市場ではフォワードガイダンスの「当面の期間」の文言がどうなるのか? それが感心事です。

クリスマスを来週に控え、イエレンFRB議長や理事らも、市場をこれ以上混乱に陥れることは避けたいと思っていることでしょう?!(そう期待しています) ただ、FOMCの経済予測を公表し、これを注目しています。

USDJPYは、117.80円のポイントをブレーク続落。今は、この水準を上限にこれを上回るまでは売り圧力が続くことになりそうです。(日本国内要因では、今までと変わらず円安! 今は外圧要因で円高へ)

株価が急落+原油価格が急落でも、しない限りは115円の壁は厚いと考えますが、この水準を、仮に割り込むと、112円前後まで円高を覚悟しなければ、ならなくなりそうです。

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