2014年12月16日火曜日

2014年12月16日(火曜) 昨日15日、海外市場の動き

2014年12月16日(火曜) 昨日15日、海外市場の動き


衆議院選挙で自公は圧勝、「日銀の追加緩和+株高」=円安期待が広がる反面、世界的に株価は弱く+原油(WTI55ドル台へ)+金価格は大幅下落=リスク回避思考に、逆に円は全面高。

ルーブル(最安値更新+1998年来最大下落幅)+トルコリラ(最安値更新)+インドネシアルピア(16年ぶり安値)

エコノミストの9割以上がECBのQE実施を予想。市場では1月7日発表のCPIがゼロへ鈍化予想もあり、1月22日のECB理事会で量的緩和(QE)が決定されるとの見方が強まる。

米鉱工業生産+設備稼働率は予想を上回るが、米NY連銀製造業景気指数は予想外のマイナス、NAHB住宅市場指数は弱い。


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USDCADは、原油価格の続落に1.1550→1.1650台へ上昇。

GBPUSDは、16日の弱いCPIを意識し下落へ、GBPUSD1.5740台→一時1.5600まで下落、EURGBPは0.7900台→一時0.79770台へ上昇。

USDJPYは、クロスを含め全面高。119円台を回復できず、リスク回避の動きに117.80円を割り込み続落、一時117.50台へ。

EURUSDは、ECBのQE期待が強まるが、EUR売りは限定的。1.2410台~1.2480台のレンジで上下。

AUDUSDは、シドニーの人質事件やコモディティ-価格の下落に一時0.8200近辺まで続落するも、0.8200台~0.8260台のレンジで比較的健闘。


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エコノミスト予想=エコノミスト55人のうち9割以上が大規模な国債購入を来年開始すると予想。原油下落がインフレ率をマイナスに陥れかねず、ECBが条件付き長期リファイナンスオペ(TLTRO)で供給した資金を銀行はなかなか融資に回す気配が見えないTLTROと資産購入を通じてECBのバランスシートを約1兆ユーロ膨張させるドラギ総裁の計画については、75%程度のエコノミストが成功すると予想。


ノボトニー・オーストリア中銀総裁=これ以上の利下げ余地はない。QEは事前コミットはないが、経済情勢次第で勘案し判断。

ビスコ・イタリア中銀総裁(議会証言)=原油価格低下がインフレに及ぼす影響は、向こう数カ月で一段と悪化。ECB内でリスク抑制に向けた措置の実施に多くの支持が得られている。

ビスコ・イタリア中銀総裁(議会証言)=インフレ指標で、ユーロ圏の物価安定リスクが継続、もしくは悪化している兆候が確認されれば、ユーロシステムのバランスシートを望ましい水準まで拡大することを目指し、早急に大規模な国債買い入れに着手する必要がある。

1月7日発表のCPIがゼロへ鈍化予想もあり、1月22日のECB理事会で量的緩和(QE)が決定されるとの見方が強まる。


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