2014年12月11日木曜日

2014年12月10日(水曜)アジア・欧州・米国市場序盤の動き

2014年12月10日(水曜)アジア・欧州・米国市場序盤の動き

欧州株は小幅上昇、米現物株は下落しスタート。原油+金価格は下落、金利は変わらず、為替相場は振幅幅が大きく上下変動するも、方向性は見られず。

USDJPYは、前日の急落と急上昇の値の荒い展開の中、朝方の120円近辺を高値に、「株安=円安」の流れに値を下げながらも、118円半ばからは買い意欲が強い。結局は、119.50円を超えられず上値の重い展開が続く。

EURUSDは、1.2360台をボトムに、1.2360~00のレンジで推移するも、ハンソン・エストニア中銀総裁はQEの効果を疑問、導入する価値なないと発言。1.2400を割り込むとユーロ買いが強まる。

GBPUSDは、大枠1.5650~1.5700のレンジで動けず。カーニーBOE総裁は、金利は上昇を余儀なくされるだろうと発言。マカファーティー・BOE政策委員は、インフレ鈍化は重視する必要はないと発言、ポンド買いの要因ながも、レンジの上限を抜けきれず。

AUDUSDは、早朝の弱い中国CPIとPPIに、デフレリスクが高まりAUD売りが強まるが、0.8220台をボトムに下げ止まり、0.8370台まで上昇するも、原油+金価格は弱く上値も重い。



ハンソン・エストニア中銀総裁=効果が非常に小さく、潜在的なリスクが非常に高いと思われるものを導入する場合、最終的には導入する価値はないとの判断に達する可能性がある。

バシュチュ・トルコ中銀総裁=原油安で来年のインフレ率が中期的な目標の5%付近に低下する可能性がある。一段の利下げ余地があるとの見方を示唆した。

トルコ第3四半期GDP=前年同期比1.7%(予想3.0%)を大幅に下回る。トルコでは来年6月に議会選があり、エルドアン大統領は繰り返し利下げを求めている。

カーニーBOE総裁=インフレ率は今後数カ月でおそらく1%を下回るが、その後上昇し、金利は上昇を余儀なくされるだろう。利上げする場合は緩やかなペースになる。

マカファーティー・BOE政策委員=最近のインフレ鈍化は重視する必要はない。賃金の伸びが低いという長期にわたる状況が転機にきている。

メドベージェフ・ロシア首相=ルーブル安が経済に打撃を与えている。ルーブルが過小評価されており、今後は上昇すると確信。

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