ドル高センチメントと、ドル買いポジションの増加傾向は変わらずで、この集計後のドル上昇を考えても、通貨ショート・ドルロングポジションが増加している可能性もあります。
円、ユーロ、ポンド、スイスフラン、カナダドル、豪ドル、NZドルの計7通貨合計では、これらのネット・ショートは-340,147コントラクトで、前週の-318,790から-21,357増額し、ドル高センチメントが強まっていました。
円は、-71,651(前回-67,399)と売りが増え、円安センチメントに変化はなく、大きな調整の動きが入りながらも、ドル円は上昇を続けていますが、残念ながら115円台で越週することはできなせんでした。
ユーロは、-179,021(前回-165,707)と売りが増え、ユーロ先安センチメントに変わりはありません。ユーロドルは続落景況が続いていますが、悪材料が多く、1.25の上値は重くなっている中でも、急落を回避していることは、ある意味では驚きです。貿易輸出の黒字が成せる技なのでしょうか?
ポンドは、-7,462(前回-6,247)と売りが増え、ドル買いの中でポンドも先安センチメントが続いています。ただ、ドル換算では、合計のショートポジションの割合は、全体の2%程度に過ぎず、逆の意味では健闘している通貨なのかもしれません。
スイスフランは、-20,221(前回-20,221)と変わらず。ドルスイスでは変動していますが、ユーロスイスが固定されている状況では、あまり興味の持てる通貨ではないようです。
カナダドルは、-19,415(前回-21,405)と売りが減少し、全体としてはカナダドル安のセンチメントが続いていますが、前週に続き2週連続で、売りが減少しています。米ドル・カナダドル事態は、先週の強いカナダ雇用統計を受けたカナダドル買いに、ネットポジションでは売りがさらに減少している可能性もあります。
豪ドルは、-38,268(前回-33,851)と売りが増え、豪ドル安センチメントに変わりはありません。中国の成長鈍化予想が多く弱気なムードは続いていますが、豪ドル・米ドルが0.8500の壁を前にして下げ止まり、GPIFの資金流入の思惑も強く、AUDJPYでは話が別になる可能性も考えなければなりません。
0 件のコメント:
コメントを投稿