2014年11月8日土曜日

2014年11月8日(土曜) 昨日7日の海外市場の動き

2014年11月8日(土曜) 昨日7日の海外市場の動き


週末金曜日の米雇用統計で相場は上下へ変動し、利食いのドル売りで終了。米金利は低下、米株は小幅下落。

大口投機筋が相場をリードし、米雇用統計の発表前からドル買いで相場が動き、結果を受けたドル売りとドル買い戻し、そして、最終的にはドル全面安。

目に付いたのは、USDCADの売り(カナダドル高)で、1.14430近く→1.1310台まで一時下落し、強いカナダの雇用統計に全面高。USDCADの売りが相場を一時リードしていたようにも見えた。

USDJPYは、結局、下落後には115.00円を回復することはできず、円安期待感の中、115.00~50円の壁を2度トライし、2度失敗。114円~115.50円のレンジ入りへ。ただし、ドル高相場は変わらず。

EURUSDは1.24台を大きく割り込みながらも、1.2460台まで値を戻すも、1.25台の上値は遠くに見える状況は変わらず。1.2550を超えてくれば、ムードは変わると思われる。悪い材料が多いにも関わらず、下落スピードは予想外に緩慢。

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値動きに反し、米雇用統計の評価はまずまずで、来年の利上げ期待が膨らむ。

米利上げによる市場への影響を危惧する発言が多くなる。
1.イエレンFRB議長=政策正常化はボラティリティ上昇招く可能性。
2.ダドリーNY連銀総裁=来年中に利上げ が始まる可能性は高く、金融市場は不安定化が予想され、新興国経済に課題をもたらす。

スペイン・カタルーニャ州は、9日に独立の是非を問う非公式の住民投票が実施。結果によっては政府に圧力が強まる可能性も。

豪中銀の第4四半期金融政策報告の公表でリスク要因を指摘
1.中国不動産市場の暴落
2.豪ドル高相場。
3.豪ドル高の可能性(日銀の追加緩和とGPIFの運用方針の変更で、豪経済のファンダメンタルズ水準より上回る豪ドル高の可能性を危惧)

さて、さて、日本の資金が豪州への高金利(政策金利2.5%)へどのくらい向かうのでしょうか? トルコリラ8.5%、NZドル3.5%よりは政策金利は2.5%と低いが、市場規模に問題がるNZドルや地政学的リスクの高いトルコリラよりも、資金が移動する可能性が高いと思われる。

AUDUSDのチャートでは、なかなか復活のシグナルは見られないが、AUDJPYの長期は底値を切り上げていることに間違いはない・・・・。

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