2014年11月5日(水曜)アジア・欧州市場の動き
ドル全面高、日本と欧州株は上昇。ドル円は114.50台をついに超え、円売りの流れは止まらず。115円のサイコロジカルなポイントを目の前に控え、試さずにおけるのか?
ドル円はあっさり、114円台に乗り、買えないリスクに押し目買いの注文が増えており、調整のドル売り・円買いの滞空時間は極めて短い。
目先は115円のサイコロジカルなポイントを控えて上昇力も弱まることが予想されるも、オプション絡みの動きや、他通貨での円売りは止まらず、円安の基本路線は変わらず、115円を超えるのも時間の問題に見えてくる。
独・ユーロ圏の総合・サービス業PMIは弱く、小売売上高も情けないほど弱く、ECBの追加緩和の期待が膨らむ。また、英サービス業も弱く、BOEの利上げ時期はさらに、先送りされそうである。
ユーロやポンドの売りが続く中、豪ドルやNZドルでもドル買いの流れは止まらず、円を主導にしたドル高が、いまや世界的なドル買いの動きになっている。
明日のBOE金融政策委員会とECB理事会、そして、明後日の米雇用統計を前にして、通常ならポジション調整のドル買いが入りやすいが、今回はECBの追加緩和期待と、弱い米国以外の景気の伸びに、なかなかドル売りのきっかけはつかめないでいる。
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