2014年11月5日(水曜) 4日の海外市場の動き
アジア市場の日本株高のフィーバーも、海外では冷静。欧州株は下落し米国株は変わらず、米金利も大きな動きは見られず。
ドル円は、103.20~75円のレンジで調整色が強く、ユーロドルは、1.25台割れも底堅く1.2570台へ値を戻するも、ポンドドルはユーロポンドの買いに上昇は鈍い。
豪ドル+NZドルも買い戻されるも、ドルカナダは上昇し、カナダドル売りが続く。
米貿易赤字が拡大しGDPの下方修正の可能性へ→ ドルは下落。
● 菅官房長官、安倍首相、甘利再生相、麻生財務相、全て同じで、「為替相場の水準に関してのコメントは避ける」。ただし、景気対策や円安対策を模索。急激な円安に対処も。
●GPIF運用資産規模の試算=127兆円の運用資産で、最新ポートフォリオに対応するためには、国内株9.8兆円買い、国内債券は23.4兆円削減する必要がある。外国株についても、11.5兆円買う必要があるとの別な資産もある。
● ドラギECB総裁の秘密主義や一貫性のない発言に批判が表面化?→ 量的緩和へ踏み切れないとの思惑にユーロ買いへ。
ユーロ諸国の中銀総裁は、ドラギECB総裁の秘密主義や一貫性のない発言を批判→ 量的緩和へ踏み切れないとの思惑に、EURUSDは上昇へ。近く不満を表明する計画との報道が流れる(ロイター社)。各国の中銀総裁らはドラギ総裁がECBのバランスシート拡大について、事実上の目標を設定してしまったことに立腹しているという。
● 欧州委員会の秋季経済予測は、ユーロ圏の成長率を下方修正し、英国の成長見通しを引き上げる→ ポンドの買い要因ながら、反ドラギ総裁の動きに、逆にEURGBPは上昇へ。
欧州委員会の秋季経済予測(前回5月)=成長率を下方修正し、インフレ率は低くECB予想を下回る。成長率、2014年が1.2%→0.8%、15年1.7%→1.1%、16年1.7%と予想。インフレ率はECB見通しを下回る。インフレ率、2015年0.8%、16年1.5%(ECB1.4%)。失業率、2015年11.3%、2016年10.8%。
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