2014年11月3日月曜日

2014年11月3日(月曜) 

2014年11月3日(月曜)
今日から11月、米国市場は夏時間も終わり、冬時間入りし取引時間がⅠ時間遅くなります。

先週には既に、欧州各国が冬時間に入っており、相場変動の時間帯も、1時間遅くなり、寝不足の個人投資家が増えることでしょう!

先週、日銀がサプライズの新たな追加緩和を実施したことで、世界的な株高と円安が突然現れました。「金融引締の通貨は買い+金融緩和の通貨通は売り」という流れに加え、「GPIFが外物に投資するぞ!」と宣言したことで、「すわ・・ 円売りだ!」との動きも加わった事が要因です。

問題は、この112円台まで上昇したドル円は、一体どこまで上昇するのでしょうか? 常識的には「113.50円、115円、120円を目指す動き」と考えやすく、それを示唆する発言も多いことでしょう。

つい半月ほど前に、「北アフリカ・中東の地政学的リスクの高まり=円買いだ!」とか、「自国通貨安の誘導をけん制する発言」に翻弄し、一時円高へと動いたことは一体なんだったのでしょか? 最も、「のど元過ぎれば熱さも忘れる」ことが世の中の常なんでしょうけど・・・・・。

「日本経済の回復過程を確固たるものにする」ことは理解しますが、GPIFと日銀の決定は、結果として円安になることを容認する動きでは、どうなんでしょう? 結果として、円安相場第2段を演出でもしているのでしょうか? 各国の反応に注視しましょう!

先週1週間の値動きを終値ベースの%で見てみると、USDJPYは3.85%上昇、AUDJPYはより大きな3.93%上昇しています。変動幅(値幅)だけを見ると、USDJPYは108.146→112.313円と4.167円動き、GBPJPYは173.983→179.626円と5.64円とより大幅な上昇となりました。

いや、そんなことで驚いては行けません。 日経平均株価は先週一週間で7.34%上昇し、15291.64 →16413.76円と1122.12円上昇しています。投資効率と結果だけを(これらからのリスクは別にして)考えれば、日本株に投資していた方がよりベッターだったのでしょう! 

ヘッジファンド、タイガー・マネジメントを創立した資産家のジュリアン・ロバートソン氏いわく、「世界中の金融当局は自国通貨を安くしようとし、競争している」、「強引に債券が利回りをほとんど生じないようにしているため、バブルが発生している」これはまさに世界で経済的に起きている最も危険なことだ。と・・・・。

バブルを経験していない人が増加し、バブル再来を期待する人も多いことでしょう。 ただし、相場にもバブルにも、リスクはつきものですよ。

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