2014年11月12日水曜日

2014年11月12日(水曜) 11日の海外市場の動きと、今日のポイント

2014年11月12日(水曜) 11日の海外市場の動きと、今日のポイント

円相場が争点、流れは株高=円安。米株は小幅下落。
主要通貨では、材料はドル高を示唆するも、早くも11月大手ファンド決算月を控えた、ポジション調整なのか? ドルは全面安。

ドル円は、「衆議院解散の思惑」+「消費増税の延期期待+新たな景気対策期待」=「株高」=「円売り」に、欧州市場では116.10円まで上昇。

米国市場では、「主要国ではドル売りが進み」、「ベテランズデーで債券市場が休場」の薄商いの中で、終盤では逆に「115.10円割れまで1円近く値を下げる」も、前日より高く、「ドル円」+「円クロス」=「円売りの流れは変わらず」。

NZ中銀の、NZドル安誘導変わらず。12日の早朝にNZ中銀は、NZドル高をけん制しながらも、金利は今後数年間でいずれ上昇する可能性があることを示唆。 為替相場としては矛盾を感じる(金利上昇=通貨高、しかし、通貨高を抑制)。

南ドイツ新聞は、12日発表の独経済諮問委員会の独経済成長見通しを掲載。2015年年1%、2014年は1.9%→1.2%に引き下げると掲載。

この材料では、独経済の低迷が予想されるが、逆に、ドイツ最大の労働組合、金属産業労組(IGメタル)は、来年に最大5.5%の賃上げを求めるという。低成長の中の賃金上昇、どう考えてもユーロ売りの要因に思える。しかし、相場は逆にユーロ買い戻しへ、ポジション調整(売り過ぎたユーロの買い戻し)以外に考えにくい。

USDJPYは、アジア市場の114.60円台を安値に、欧州市場の116.10円まで続伸、米国市場はドル売りへと変化し、終盤にかけては115.10円割れまで、約1円近く値を下げたが、一日を通じてはドルは上昇へ、円安傾向は変わらず。
EURUSDは、欧州市場の1.24割れを底値に、米国市場では1.2500直前まで一時上昇。
GBPUSDは、欧州市場の1.5830台を底値に、米国市場では1.59台を回復し、先週金曜日の高値を超えて1.5940台まで一時上昇。
AUDUSDも、欧州市場の0.8590台を底値に、米国市場では0.86台を回復し、先週金曜日の高値を超え0.87台まで上昇。
円クロスは、米国市場を高値に上げ止まるも、円安傾向は変わらず。

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今日のポイント


円相場は、衆議院解散の有無、消費増税の有無、追加緩和の有無、そして、日本株の動向次第、
17日のGDPの発表までは思惑が相場を動かす。

旬は円売り。連日の1円幅調整に、押し目買いが有効、今後は、114.50円~117.50円の相場を予想。

休み明けの米債券市場の動きを注目。

主要通貨のポジションはドルロングで、ドル高センチメントは続くが、早くも11月大手ファンド決算月を控え、ポジション調整の動き。

市場のドル先高センチメントは変わらず、円以外の主要通貨で、相場は一方向へと動きにくい。

注目の経済指標は、18:30英雇用統計、19:30 BOEインフレレポート公表で、英国発の材料に為替相場が動く可能性が高い。


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