2014年11月1日土曜日

2014年11月1日(土曜) 10月31日の海外市場の動き

2014年11月1日(土曜) 10月31日の海外市場の動き

先にFRBは量的緩和を終了し引締め方向へと動き、日銀は逆にマネタリーベースを拡大、追加緩和を決定。GPIFは時を同じく外債や外株のウエート拡大を発表。

有識者会議の座長務めた伊藤教授いわく、「黒田日銀とGPIFは、美しき調和で、見事に示し合わせた対応」と表現。私も消費増税をするための布石を事前に敷いたと思えてならない。

大荒れの金曜日、ドル円は112円台と7年ぶりの円安へ。 誰がどう考えても、円売りに異議を唱える人はいないと思われる出来事では?

問題は、112円に上昇したドル円相場は、どこまで円安が加速するのか? はやくも115円や120円を予想する声も一部で強まっているが、クロスの円安を見るにつけ、無理もない意見と思わざるを得ない。

もっとも、政府要人やGPIF関係者の発言で、この連携の動きを事前に察知していた人もいたようである。円売りの波に乗れている市場参加者は別だが、週末、月末に円安が加速した、要因と現実の動きを見るにつけ、「円を売れない、売れていない」リスクの存在が気になってしまうのは、私だけであろうか?

ドル円の上値水準を予想することは難しいが、ギャンチャートからは、112円をベースにして 
新たに始まった相場と考えれば、112.60円、112.95円、113.38円、113.89円、114.48円がターゲットになってくる。逆に、110円をベースに考えれば、112.50円は大きな壁となり立ちはだかることが予想される。

とにかく、この両極端な行動に、米金利は上昇国内金利は低下し、金利差は拡大。海外へ資金移動は避けられず、円は全面安。(債券から株への資金シフトもある)



1)米個人所得と個人消費は予想を下回るが、PECコア・デフレーターのは変わらず。
2)米雇用コスト指数は、予想を上回るが前回と同水準
3)シカゴ購買部協会景気指数は、予想を大幅に上回る
4)ミシガン大学消費者信頼感指数は、予想と前回を上回り、7年3カ月ぶりの高水準。
5)ユーロ圏の消費者物価指数は、予想通りながら前月から上昇、前月からの上昇は5年ぶり。
6)独小売売上高は、前月比は予想を大幅に下回り7年ぶりの大幅減少。
7)日本CPIは、総合、コア共に予想通りながら前月を下回る
8)日本失業率は小幅上昇、有効求人倍率は小幅下落、前月比で低下は2011年5月以来




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