2014年10月9日木曜日

2014年10月9日 アジア・欧州・米国市場序盤の動き


2014年10月9日 アジア・欧州・米国市場序盤の動き


為替相場は「一方通行型」から、「相互通行型」へ変化。今までの強気なドル買いを修正しなければならない。

FOMC議事録で、世界的な成長鈍化とドル高による米景気の減速懸念に急落したドルは、アジア・欧州市場でも下落傾向は止まず。

利上げできる通貨高(米ドル)、金融緩和を継続する通貨安(ユーロ+円)の流れは変わらず、誰もがドル高相場が反転し売りへと変化したことは信じていないと思われる。

しかし、ついに米通貨当局にドル高懸念が広まったことと、世界的な成長鈍化の影響を米国も受け、景気が減速する恐れが示されたことで、今までのドル高の「一方通行型」から、売りと買いが混在する「相互通行型」の相場へと変化している。

USDJPYは、次々に下値のポイントをブレークしながらついに107.50円台まで下落。大枠では106.50~109.50円のレンジ相場で、長期的な円高景況は変わらないが、暫くは一方向へ抜ける可能性は少ない。

EURUSDは、相変わらずユーロ売りが散発的に見られ、材料としてのユーロ売り変わらず。しかし、弱い欧州経済=ECBの追加緩和との、悪影響を危惧したヘッジは相当進み、投機的なショートポジションも多く、1.25台を割り込むような流れに戻るには、多くの時間が必要となりそうう。1.28台を回復し、1.2850を超えることができれば、目先の流れは変化し1.2950へ。ただし、確立としては1.2650~1.2850のレンジがより高い。


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今日の流れ

ドル売りの流れが強く、本来の買い材料にも動かず
弱い豪雇用統計や、下方修正された独GDP見通しにも、結果はドル売りへと反応。

米新規失業保険申請件数が良好で、米株は下げ止まり、米金利も下げ止まり、ドル買い戻しへと動く。

カナダの新築住宅価格指数は予想外に強く、カナダドル買いが強まりUSDCADは下落へ。

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