2014年10月29日(水曜)28日の海外市場の動き
FOMCを直前に控え、強弱混在の米経済指標にドルは上下へ変動。流れはドル安+円安。欧米の株価は上昇し、米債券利回りも上昇。
⇒ 米耐久財受注は予想外のマイナスで、ドル売りが強まる。
⇒ 米CB消費者信頼感指数は予想外に強く7年ぶりの高水準で、ドル買いが強まる。
⇒ 日本の成長率鈍化の予測が多く、円売り材料が目立ち、円はクロスで全面安。
日本経済のネガティブ材料が多い
⇒ 日本経済の成長鈍化を予想する動きが増えた。
⇒ 31日の日銀金融政策決定会合で、2014年度の実質成長率の見通しを現行の1.0%から0.6%程度に下方修正するとの思惑が強まる。
⇒ 篠原IMF副専務理事は、アベノミクスは構造改革や規制緩和など掛け声だけで、中身が感じられず。フィスカル・ドミナンス(財政による支配)の世界に入りつつある。
⇒ 黒田日銀総裁は、これまでの円安は、ファンダメンタルズを反映し、日本経済にプラス。
ドル高を示唆する発言が多い
⇒ 篠原IMF副専務理事いわく「ドルに対し他通貨が相対的に安くなるのは自然の流れ」。
⇒ ポーゼン・ピーターソン国際経済研究所長いわく「米経済が底堅く、主要な先進国や新興国の経済が減速しているため、米国に海外の資金が流れ込みやすい状態は、FRBの利上げで拍車がかかる可能性」。
スウェーデンもゼロ金利へ
⇒ スウェーデン中銀は政策金利を、7月の0.5%引き下げに続き、0.25%引き下げ0.0%に決定
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