今日10月29日の為替市場は、FOMCが全て。
FOMCの予想
前回と同じく、資産購入プログラムの終了は既定事実となっており、今回で終了するが、FOMCは「利上げは急がないから安心してほしい」とのメッセージを市場に送ることになりそうである。
米国のインフレ率は低水準で、ドル高がインフレ圧力を弱め、ドル高傾向が続く可能性が高い。
欧州経済は低迷し、10月に入り米株価は大幅に下落し、ドルは上昇してている、この状況が米経済や利上げ再開時期見通しへのリスクとなるかについて、FRBがこの先のスタンスをどう示すのか注目。
利上げ再開時期
1)政策金利を資産購入の終了後も相当な期間(for a considerable time)維持することが適切との意見が主流
2)時間軸に関する表現を外し、政策変更は経済指標次第との姿勢を強調すべきとの意見も
3)資産購入への言及部分を削除するため、文言を修正する可能性がある。投資家の多くは利上げ再開は来年後半と予想しているが、多くのFRB当局者が2015年半ばの利上げを引き続き予想。
失業率と低インフレ
1)米失業率は5.9%に改善し、今年後半と来年の成長率は3%程度になると予想するも、欧州や日本、中国などの景気低迷が米経済へ影響を及ぼし、インフレ率はFRBが目標とする2%に上昇しないと思われる。
2)インフレ率が従来予想よりも長期間目標を下回るリスクに言及する可能性がある
3)失業率が急速に改善し、労働資源の活用不足が著しい(significant underutilization of labor resources)との文言を修正する可能性がある。
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