円、ユーロ、ポンド、スイスフラン、カナダドル、豪ドル、NZドルの計7通貨合計では、ドル換算でドル買いポジションは、前週の432億ドルから414億ドルへと9月9日以降続いていた上昇がストップし小幅減少。
データ集計日の火曜日で、14日と21日の終値ベース比較すれば、USDJPY107.05→106.98とほぼ同水準、EURUSD1.2655→1.2715、GBPUSD1.5902→1.6049、AUDUSD0.8711→0.8777、USDCHF0.9536→0.9489、USDCAD1.1295→1.1221と、USDJPYを除きドル安へと動いている。
週終値ベースの、17日と24日とを比較すれば、通貨間でバラつきがあり、USDJPYは106.87→108.15と大幅に上昇し円安に動き、AUDUSDは0.8742→0.8789と小幅上昇、EURUSDは1.2758→1.2669と下落、GBPUSDはほぼ変わらず、USDCADとUSDCHFでは小幅なドル売りへと動いている。
≪円≫
ネットポジションは、-71,738コントラクトと前週からマイナス幅は29,409減少し、7月中旬の水準へと逆戻りし円安センチメントが大きく後退していたことが分かる。
逆に言えば、円ショートポジションが減少していたことが、その後に円安が加速していた要因ともいえる。
ちなみに、7月29日は-73,069コントラクトで、USDJPYの終値は102.11と現在よりはるかに円高で取引されていたことを考えれば、円高へ動く予知が大きいと考えるより、円安相場が強く・長く継続していると考える味方に賛成する。
≪ユーロ≫
ネットポジションは、-159,371コントラクトと前週からマイナス幅は4,029拡大、増加幅は大きくなないが、潜在的なユーロ安センチメントが続き、その流れはポジションの推移からみても変わりそうな気配は見られない。
7通貨で見ても、ユーロのショート・ポジションは最も大きい。世界的に最も取引量の多い通貨だけに、当然ともいえるが、ドル換算のポジションでは253億ドルで全体の60%強を占めている。
≪ポンド≫
ネットポジションは、-4,485コントラクトと前週からマイナス幅は1,648増加し、3週連続のマイナス幅の増加でポンド高センチメントはすっかり様変わりしている。
≪スイスフラン≫
ネットポジションは、-17,862コントラクトと前週からマイナス幅は309と微増し、EURCHFの相場を維持するスイス中銀の変わらぬ姿勢に、ユーロ相場の影響を受けながらも売り傾向に変わりは見られない。
≪カナダドル≫
ネットポジションは、-21,534コントラクトと前週からマイナス幅は-5,367増加し、ネットポジションがマイナスへ転換してから4週連続となった。トータルのショートポジションも増加傾向にあり、なかなか転換する動きは見られない。
≪豪ドル≫
ネットポジションは、-31,509コントラクトと前週からマイナス幅は-1,238増加し、ネットポジションがマイナスへ転換してから4週連続となった。カナダドルと同じくトータルのショートポジションも増加傾向にあり、なかなか転換する動きは見られない。
≪NZドル≫
ネットポジションは、-2,332コントラクトと前週から52コントラクト増加。全体の取引量やネットポジションは極めて少ないものの、10月に入り1年以上続いていたネットロングポジションが売るへと変化し、3週連続となった。
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