2014年10月13日月曜日

2014年10月13日(月曜) 今週の為替相場はレンジ取引で対応

2014年10月13日(月曜) 今週の為替相場はレンジ取引で対応、ただしドルショートは考えにくい

今日は、日本、米国、カナダが休日となります。
先週に続き、台風が近づき、どうもムードが今ひとつ盛り上がらないと考えている方も多いのでは?

為替市場では、市場参加者のセンチメントも、一週間前の積極的なドル高志向もすっかりと影が薄くなり、今週は一方向への動きから、レンジ相場入りの可能性を意識した取引が考えやすくなっています。

日本、ユーロ圏、豪州、NZ、英国に続き、米国までが自国通貨安を狙っているとは思いませんが、FOMC議事録のドル高を抑制する発言と、米財務相と米外交問題評議会が先に示したドル高を容認する発言とは、どうも矛盾を感じます。

直近の円(日本)はちょっと複雑。諸事情が重なり物価上昇が強まり、成長の伸び率が弱まり、このまま消費増税を推し進めることができるのでしょうか? 天候不順による食料品の値上がりはどうしようもないのですが、輸入インフレと、輸入業者の倒産増加、このリスクを意識した、円安抑制への発言がちらほら。

いずれにしても、米国の利上げ開始は秒読み段階に入り、QEによる資産価格の上昇と、その反動による、バブル崩壊の恐れを意識しての行動と思えるのですが、他に政治的な動きがあるのでしょうか?

目先の現実に目を向けると、世界的な景気鈍化の恐れ、長期金利の低下、株価の下落に、各国中銀や政府はどう対応していくのでしょうか?

今週も多くの米経済指標の発表が控えており、仮に、強い数字が続くことにでもなれば、「すわ、早期利上げ観測が強まる!」 と、短絡的にドル買いが強まることも忘れないようにしたいものです。

イエレンFRB議長、ドラギECB総裁の講演が今週予定されていますが、あまり期待せずに、発言内容を見守りたいと思います。

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