2014年10月12日日曜日

2014年10月12日(日曜) 最新のCFTCの通貨先物取引(10月7日付け)から

2014年10月12日(日曜) 最新のCFTCの通貨先物取引(10月7日付け)から

円、ユーロ、ポンド、スイスフラン、カナダドル、豪ドル、NZドルの計7通貨合計では、ドル換算でドル買いポジションがついに40億ドル台の大台を超え、41億ドル近くへと膨らんだ。

10月3日の驚きの強い米雇用統計にドル買いが加速したが、集計の翌日の10月8日には、FOMC議事録が公表され、これも驚きの「世界的な経済成長の減速と、ドル高が米国の景気見通しにとってリスク要因になりうる」との指摘に、ドル売りへと大転換していた。

今回の発表では、この動きは反映されていないが、膨らみ過ぎたドル買いポジションが大きく影響していた可能性が高い。拡大が続いていた円とユーロのショートの巻き戻しが強まっていたが、ポンドはポジションは極めて少ないものの、その後のGBPUSDの下落を考えると、GBPクロスの影響が多きと想像される。

ドルの買いポジションの構成では、ユーロ売りが全体の56%と最も多く、続いて円で32%で、この2通貨で全体の90%近くを占めている。

円のネットポジションは、-112,551コントラクトで、前週の-120,878から8,327減少。スポットでも109.62円→108.01円と円高へと動いていた。

ユーロのネットポジションは、-146,212コントラクトで、前週の-137,525から売りが8,687増加し、ユーロ先安観が強まっていた。スポットでは1.2630→1.2668と逆に若干ながらユーロの買い戻しへと動いていた。







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