前回8月の第2四半期GDP・改定値のデータを見直してみて驚いたのは、前回のGDP発表当時のUSDJPYのレートは103円台で、現在は109円と6円近く円安が進んでいたことになる。
ダドリー・NY連銀総裁+メスター・クリーブランド連銀総裁に続き、ロックハート・アトランタ連銀総裁と、部分的ではあるがドル高の懸念発言をした。
ドル高を抑制しようとしているのか意図は不明ながら、この動きを気にしていた市場参加者も多く、テクニカルでもダブルトップを付けて、大幅な上昇の反動を予想し裏切られた向きも多かったはず。
今日の塩崎厚労相は、GPIF法の改正で、昨日は「急ぐことはない」と発言し、株安=円高となったが、今日は「先送りの意図はまったくない」との発言で、株安=円安へと動き、いままでのパターンと異なる動きとなった。
それともう一つ、108.50円以下の買い需要の強さを再確認したことで、109円台からドル買いをスタートすることはできるかは疑問ながら、108.50円を割り込むような、大幅な下落リスクもなく、109円近辺で持ち合いになるか、上昇するかの二者択一となっている。
もちろん、今日は週末、来週序盤の決算期末の要因による、特殊要因や不透明なポジション調整への変動も考えられ、特にロンドンフィキシングにかけての値動きには注意が必要。
0 件のコメント:
コメントを投稿