2014年9月25日木曜日

2014年9月25日 欧州市場

2014年9月25日 欧州市場

今日も朝からドル買いの流れが続いている。直接的な引き金はウィーラーNZ中銀総裁が「NZドルは持続不可能な水準」、「実質為替レートが最近の商品相場の下落を反映せず」と、NZドル売り介入でもしかねない言葉に、NZDUSDが下落、AUDUSDも連れ安となり、ドル買いの連鎖となった。

ユーロ売りの材料としては、ドラギECB総裁(リトアニア国内紙インタビュー)が、「回復の勢いが失われているようだ」と言い、必要なら一段の措置を講じると持論を発言。EURUSDは1.28を割り込み、1.2720~50のストップを付け、1.27をも一時割り込む下落となった。

底値感は見られず、次のポイントは2012年11月の安値1.2660台が視野に入っているが、1.27台ミドルを割り込んだことで、大相場の雰囲気が漂っている。

ポンドはGBPUSDでは下落傾向が続いているが、クロスではGBP買いが強く、シャフィクBOE副総裁が指摘している通り、「生産性の改善ペースが利上げ時期判断のカギ」で、今後はこれが注目されそうである。

さて、USDJPYはというと、109円台を維持しながらも、他の主要通貨でドルが大幅に上昇している割には、クロスでの円買いが邪魔をして買いの圧力が削げれている。

今後の展開は、昨日と同じく、ドル全面高の流れにクロスの円高の影響で上昇力は鈍いよううに見えながらも、結局は高値を更新することになりそうである。108.95-05円をボトムに、109.50-60円がターゲットになってくる。

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