2014年9月14日日曜日

今週の為替相場(9月15日~9月19日)

今週の為替相場(9月15日~9月19日)


今週の重要なイベント・指標・金融政策
今週は多くの重要な出来事が控え、為替相場は結果を見るまでは動きにくいのが現実。ただし、ドル買い・円売りのトレンドに変化はないと予想。

9月16日 豪中銀議事録
9月16日 黒田日銀総裁講演
9月17日 英雇用統計
9月17日 BOE金融政策委員会議事録
9月17日 FOMC+イエレンFRB議長の記者会見
9月18日 スコットランド住民投票
9月18日 ECBのTLTRO第一回オペ
9月20日 NZの総選挙

≪FOMC+イエレンFRB議長の記者会見(9月17日)≫
FOMCで政策金利の据え置きが予想されているが、資産買い入れの削減をどこまで踏み込むのか? フォワードガイダンスで「量的緩和終了後も低金利は相当の期間維持される」という文言を変更するのか? 

市場で米金利上昇を織り込みつつドル買いへと動いており、全てが据え置くことにでもなれば、一旦はドル売りが強まる可能性が高くなる。ハト派のイエレンFRB議長が、自説を貫き、どの程度のハト派的な見解を示すのか、あるいは変更するのかが争点になり、いずれにしても為替相場の変動は避けられない。

仮に全てが据え置かれ、ハト派的な発言に変わりはなかったとしても、次回10月のFOMCでは同じ論争が訪れることになりそうである。

≪スコットランド住民投票(9月18日)≫
正にポンド相場にとっては試練のできごと。直前まで住民投票の世論調査の結果に相場が翻弄されることは避けられず、投票の結果によりポンド相場は大幅に動くことも避けられない。

世論調査でも独立賛成派優勢から反対派優勢へとややトーンダウンしているが、結果を見るまでは分からない。個人的には独立反対派の多数で落ち着くことがベストで、そうなることを予想している。

≪ECBのTLTRO第一回オペ(9月18日)≫
ECBが6月5日の金融緩和パッケージの一つとして鳴り物入りで決定し、今回は初めての入札となる。応札の状況により一時的なユーロ相場が動くことになりそうである。

≪NZの総選挙(9月20日)≫
選挙は1院制120議席を争う今回の選挙では、支持率は与党・国民党が45%と労働党の25%を圧倒している。しかし、国民党が単独過半数を取れない場合、少数党との連立の行方次第では6年ぶりに政権交代する可能性があり、結果によっては、22日(月曜)の為替相場に大きな影響を与えることになる。





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