2014年9月28日日曜日

201年9月28日(日曜) 今週の経済指標・その他

201年9月28日(日曜) 今週の経済指標・その他


今週のメイン・イベントは、なんといっても2日(木曜)のECB理事会・ドラギECB総裁の記者会見と、3日(金曜)の米雇用統計であろう。

≪ECB理事会とドラギECB総裁の記者会見≫
ECB理事会では、政策金利0.05%、預金ファシリティ金利-0.20%、限界貸付ファシリティ金利0.3%の据え置きが予想されており、これで固いと思われる。

ドラギECB総裁の記者会見では、直近の発言から見て、「欧州の景気回復は勢いを失っている」、「失業率は受け入れられないほど高い」、「景気回復へのリスクは明らかに下向き」、「必要なら追加措置を講じる用意がある」、「金利はこれ以上下がらない」、「ユーロ相場は重要だが政策目標ではない」などが考えられるが、これらは既に相場に織り込み済みと考えてもいいだろう。

≪米雇用統計≫
米雇用統計では、失業率6.1%、非農業部門雇用者数は20~21万人と前回は悪く14.2万人と、ネガティブ・サプライズでドル売りの要因となったが、今回は20万人台の回復が期待される。まあ、あまり当てにはならないが、何もないよりは益しとの判断で、1日(水曜)の米ADP雇用統計の数字をまず注目したい。


次のランクで注目したいのは、
≪独消費者物価指数≫
9月29日(月曜)の独消費者物価指数で、速報値でもあり重要。前月比はマイナスが予想されており、前年比が0.8%と前回と変わらず。ただ、HICP0.7%と前回の0.8%より低下が予想されており、仮に弱い数字ともなれば、ECB理事会での追加緩和を期待する声が高まり、ユーロ売りが続く可能性が高くなる。

≪日銀短観≫
10月1日(水曜)の日銀短観は前回より弱い数字が予想されている。仮により弱い数字になれば、日銀への追加緩和策の期待感が広がり、円売りの絶好の材料にされやすい。

≪米国発の経済指標≫
全般的な主要な米国発の経済指標で、FRBの利上げ時期は今後の米経済指標次第で、一件ごとの結果に相場が短期的に動くことは避けられない。
9月29日(月曜)の中古住宅販売保留、9月30日(火曜)のシカゴ購買部協会指数、ミシガン大学消費者信頼感指数、10月1日(水曜)のISM製造業景況指数、建設支出、10月2日(木曜)の製造業受注指数、10月3日(金曜)の貿易収支、ISM製造業景況指数などが重要である。


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