7月31日(木曜)の為替相場の動き
先の米第2四半期GDPは予想外に強く、米雇用統計も改善が予想され、米早期利上げ観測が強まる中、ドル買いの流れが続いた。 しかし、31日の米シカゴ購買部協会景気指数は予想外に悪化、欧米の株価は大幅下落、米金利も低下し、ドル買いの流れは弱まるが、上昇傾向は維持。 改善しないユーロ圏の消費者物価指数にデフレ懸念は払しょくできず、ウクライナ情勢の深刻化懸念にユーロ買い戻しも限定的で、1.34台を回復できず。ただし、売りも限定的。 USDJPYは、円安傾向が強まるが、欧米の株安+実需の売りに103円を超えられず。 |
アジア市場 ◎豪輸出入物価指数は予想外に弱く、豪住宅建設許可件数も予想外に弱く、豪ドル売りの流れが続く。 ◎USDJPYは久々の円安ゾーンに入り、実需の売りに102.90円台を達成できず。 ◎EURUSDは1.3400台を高値に、その水準を超えられず。 |
欧州市場 ◎独雇用統計は、失業者数は減少。 ◎ユーロ圏の失業率はやや低下、消費者物価指数は、予想を下回り2009年10月以来の低い伸び率。 |
米国市場 ◎米新規失業保険申請件数は、予想より若干悪かったが、4週移動平均は2006年4月以来の低水準にドル買いが続く。 ◎米雇用コスト指数は、5年半ぶりの伸び率に、雇用統計の改善期待が膨らむ。 ◎カナダGDPは、ほぼ予想通りで動きは鈍い。 ◎シカゴ購買部協会景気指数は、予想外に悪化、2013年6月以来の低水準にドル売りが強まるが限定的。 |
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