≪最近のデータが示すもの(7月1日データ)≫
7通貨(円、ユーロ、ポンド、スイスフラン、カナダドル、豪ドル、NZドル)のネットはショートは-19,751コントラクトで、前週-50,052コントラクトからショートが14,476減少した。ドルに換算したポジションはドル買いで約79億ドルと前週の108億ドルから減少し、3週間連続でドル買いが減少した。
今週特に目立った動きとしては、カナダドルが昨年2月12日以来、本当に久しぶりにショートからロングへ転換したことで、USDCADも1.06台へ突入し、年初の安値近くまで下落している
それと、ポンドのロングが私がデータを集計し始めた2009年1月以降で最大のロングとなったことで、これらの動きが最近の為替相場を代表しているともいえる。
≪各通貨での変化≫
円=-58,686コントラクトと、前週の-71,223から、ショートは減少。ドル換算では約72億ドルのドル買いポジションで、前週の約87億ドルから減少した。
ユーロ=-60,776コントラクトと、前週の-57,503からショートが増加。EURUSDは集計日の1日に1.37台まで上昇したが先週末に1.358台まで下落し、ショートポジションが拡大している可能性は高い。ドル換算では約104億ドルのドル買いポジションで、先週の98億ドルから増加している。
ポンド=+56,412コントラクトと、前週の+49,751からロングは増加。引き続き5万コントラクト近くのポンド買いを継続、ドル売りの先頭を走っている。ドル換算では約60億ドルのドル売りポジションで、前週約53億ドルからドル売りは増加した。
豪ドル=+38,879コントラクトと、前週の+33,463からロングは増加。13週連続でプラス圏を維持し、豪ドル上昇局面が続いている。ドル換算では約37億ドルのドル売りポジションで、前週の約31億ドルからドル売りが増加した。
NZドル=+8,985コントラクトと、前週の+6,152からロングは増加。ポジション的には少ないものの、高金利の魅力なのか、42週連続でNZドルのロングポジションが続く。ドル換算では約0.79億ドルのドル売りポジションで前週の約0.53億ドルから小幅増加した。
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