2014年7月27日日曜日

最新のIMMポジションと相場の動き 2014/07/27


最新のIMMポジションと相場の動き  2014/07/27


≪最近のデータが示すもの(7月22日データから)≫ 

7通貨(円、ユーロ、ポンド、スイスフラン、カナダドル、豪ドル、NZドルのネットはショート-48,116コントラクトで、前週-22,469からショートが25,647増加し、ドル買いとなっていました。ドルに換算したポジションはドル買いで約128億ドルと前週の86億ドルから急増し、6月10日の145億ドルに次ぐ、水準にドルロングが増加しています。

今週、特に目立った動きとしては、ユーロのショートが急増し、週間の減少幅としては、それまでのロングからショートへと変化した5月24日の週、-34,726に次ぐ減少幅となっています。また、ポンドのロングが7月1日週の56,412コントラクトをピークに減少傾向が続いていることです。

≪各通貨での変化≫
円=-53,916コントラクトと、前週の-62,948から、ショートは減少。ドル換算では約66億ドルのドル買いポジションで、前週の約77億ドルからドルロングは減少しました。地政学的リスクによる円買いもそれほど続かず、逆に円売り戻しも入りながらも、結果としては大きな変動もなく、円のネットショートポジションの5万~7万コントラクトで安定している。

ユーロ=-88,823コントラクトと、前週の-62,846からショートが大幅に増加。スポットでも1.35の大台を割り込むなど、ユーロ売りの流れが続いています。ドル換算では約150億ドルのドル買いポジションで、先週の107億ドルからドルロングが増加しています。

ポンド=+27,497コントラクトと、前週の+38,770からロングは減少。ドル換算では約29億ドルのドル売りポジションで、前週約42億ドルからドル売りは大幅に減少しています。

豪ドル=+38,793コントラクトと、前週の+39,743からロングは減少。トータルでは16週連続でプラス圏を維持し、ドル換算では約37億ドルのドル売りポジションで、前週とほぼ同水準を維持しており、ドル高の流れでは健闘している通貨です。

NZドル=+15,132コントラクトと、前週の+15,453からロングはほぼ同水準。ドル換算でも約13億ドルのドル売りポジションで前週の約14億ドルから微増、ほぼ同水準を維持しています。ただ、この数字は24日のNZ中銀の利上げ後の声明で、利上げサイクル終了とNZドル高けん制発言による、NZドルの急落を含まれておらず、NZドルのロングが大幅に減少していることが推測できます。





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