2014年7月20日日曜日

最新のIMMポジションと相場の動き 2014/07/20

最新のIMMポジションと相場の動き  2014/07/20

≪最近のデータが示すもの(7月15日データから)≫ 

7通貨(円、ユーロ、ポンド、スイスフラン、カナダドル、豪ドル、NZドルのネットはショート-22,469コントラクトで、前週-29,500コントラクトからショート7,031コントラクト減少した。ドルに換算したポジションはドル買いで約86億ドルと前週の91億ドルから減少し、ドル高への期待感が強い中で、6月10日のピーク145億ドルからの減少傾向が続いています。

今週特に目立った動きとしては、カナダドル、豪ドル、NZドルのロング傾向が続いており、比較的高金利通貨が選好されている可能性が高く、利上げ期待と利上げ継続への期待感も含まれている可能性があります。

≪各通貨での変化≫
円=-62,948コントラクトと、前週の-66,375から、ショートは減少。ドル換算では約77億ドルのドル買いポジションで、前週の約82億ドルからドルロングは減少、市場センチメントはやや円高に傾きつつありますが、短期間で終了する可能性が高いと思われます。

ユーロ=-62,846コントラクトと、前週の-59,265からショートが増加。スポットでも一時1.36の大台を割り込むなど、ユーロ売りの流れが続いています。ドル換算では約107億ドルのドル買いポジションで、先週の101億ドルからドルロングが増加しています。

ポンド=+38,770コントラクトと、前週の+41,639からロングは減少。ドル換算では約42億ドルのドル売りポジションで、前週約45億ドルからドル売りは減少しており、BOEの利上げ時期が不透明で、早期利上げ期待に膨らんだ、ポンドロングポジションの巻き戻しが続いていますが、その流れも限定的と思われます。

豪ドル=+39,743コントラクトと、前週の+36,603からロングは増加。15週連続でプラス圏を維持し、豪ドル上昇局面を維持しています。ドル換算では約37億ドルのドル売りポジションで、前週の約34億ドルからドル売りが減少していますが、市場規模は比較的小さく、総合計の規模としては、ユーロに及ぶことはありません。

NZドル=+15,453コントラクトと、前週の+14,416からロングは増加。ポジション的には少ないものの、高金利の魅力なのか、44週連続でNZドルのロングポジションが続いています。ドル換算では約14億ドルのドル売りポジションで前週の約13億ドルから増加し、その拡大傾向が続いています。




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