2014年7月13日日曜日

最新のIMMポジションと相場の動き 2014/07/13

最新のIMMポジションと相場の動き  2014/07/13

≪最近のデータが示すもの(7月8日データ)≫ 

7通貨(円、ユーロ、ポンド、スイスフラン、カナダドル、豪ドル、NZドルのネットはショート-29,500コントラクトで、前週-19,75コントラクトからショートが9,749増加した。ドルに換算したポジションはドル買いで約91億ドルと前週の79億ドルから増加し、6月10日のピーク145億ドルからの減少に歯止めがかかっていた。

今週特に目立った動きとしては、昨年2月12日以来、本当に久しぶりにショートからロングへ転じたカナダドルの増加傾向が続いていることと、私がデータを集計し始めた2009年1月以降で最大のロングとなっていた、ポンドのロングが減少していることである。

≪各通貨での変化≫
円=-66,375コントラクトと、前週の-58,686から、ショートは増加。ドル換算では約82億ドルのドル買いポジションで、前週の約72億ドルから減少した。

ユーロ=-59,265コントラクトと、前週の-60,776からショートが若干減少。スポットでは1.36を中心に動きは鈍く、ショートポジションも6月10日以降は、ほぼ同水準を維持している。ドル換算では約101億ドルのドル買いポジションで、先週の104億ドルから若干減少しているがあまり変化はみられない。

ポンド=+41,639コントラクトと、前週の+56,412からロングは減少。減少幅は-14,773コントラクトで2013年2月以来の大幅な減少となった。ドル換算では約45億ドルのドル売りポジションで、前週約60億ドルからドル売りは減少した。

豪ドル=+36,603コントラクトと、前週の+38,879からロングは減少。14週連続でプラス圏を維持し、豪ドル上昇局面を維持しているが、5月27日以来継続していた増加傾向から久々に減少している。ドル換算では約34億ドルのドル売りポジションで、前週の約37億ドルからドル売りが減少した。

NZドル=+8,985コントラクトと、前週の+6,152からロングは増加。ポジション的には少ないものの、高金利の魅力なのか、42週連続でNZドルのロングポジションが続く。ドル換算では約0.79億ドルのドル売りポジションで前週の約0.53億ドルから小幅増加した。











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