最新のIMMポジションと相場の動き 2014/06/29
≪最近のデータが示すもの(6月24日データ)≫
7通貨(円、ユーロ、ポンド、スイスフラン、カナダドル、豪ドル、NZドル)のネットはショート-50,052コントラクトで、前週-64,528コントラクトからショートが14,476減少した。ドルに換算したポジションはドル買いで約108億ドルと前週の119億ドルから減少し、ポジションを減少させる動きが2週間連続で見られた。
今週特に目立った動きとしては、カナダドルのショートが急減し、カナダドルの先高感が強まっていることであり、現に、USDCADは1.07を割り込み、今年年初の水準に近づいている。
≪各通貨での変化≫
円=-82,16コントラクトと、前週の-61,835から、ショートは減少。ドル換算では約98億ドルのドル買いポジションで、前週の約105億ドルから減少した。
ユーロ=-57,503コントラクトと、前週の-33,025からショートが増加。5週連続でユーロ売りポジションが拡大、ECB理事会で追加緩和パッケージが示されたことが要因となり、売りが拡大。ドル換算では約97億ドルのドル買いポジションになっている。
ポンド=+49,751コントラクトと、前週の+52,596からロングは減少。引き続き5万コントラクト近くのポンド買いが継続。ドル換算では約53億ドルのドル売りポジションで、前週約56億ドルからドル売りは減少した。
豪ドル=+33,463コントラクトと、前週の+27,029からロングは減少。12週連続でプラス圏を維持し、豪ドル上昇局面が続いている。ドル換算では約31億ドルのドル売りポジションで、前週の約25億ドルからドル売りが増加した。
NZドル=+6,152コントラクトと、前週の+3,733からロングは増加。ポジション的には少ないものの、高金利の魅力なのか、41週連続でNZドルのロングポジションが続く。ドル換算では約0.53億ドルのドル売りポジションで前週の約0.32億ドルから小幅増加した。
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