6月28日(土曜) 昨日、海外市場の動き
***** 昨日のポイント *****
週末金曜日の為替市場は、日本の消費者物価指数は期待通り強く日本株が下落、円買い戻しが強まり101.30台まで下落、一日を通じで101.35~45円の狭いレンジで推移した。
弱い仏GDP、弱いユーロ圏消費者信頼感、景況感指数、企業景況感にもEURUSは1.36台を維持、強い独消費者物価の前月比に、ECBの追加緩和期待が弱まりEUR買いが始まる。
強い米ミシガン大学消費者信頼感指数に、第2四半期の米経済の回復期待が強まり、直後はドル買いへと動くがその流れも続かず、EUR+CADは上昇、他の主要通貨も値を回復した。
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アジア市場は、ドル全面安。USDJPYは、日本全国CPIは予想通りで伸び率は加速、失業率は予想外に改善、日経平均株価が大幅下落、101.50円を割り込み101.30台へと続落。EURUSDは1.3600台を維持しながら1.3630台まで小幅上昇、GBPUSDは1.7020台をボトムに1.7050を試す動きへ。主要通貨でドルは軟調に推移した。
欧州市場は、仏GDPは速報値と変わらず前期比0.0%とゼロ成長、英GDPも前期比0.8%と改定値と変わらず。ユーロ圏景況感指数は低下、消費者信頼感も低下、企業景況感はマイナス幅が拡大したが、引き続きEURUSDは1.3610台を維持し動かず。相場が動き始めたのは、強い独消費者物価指数で、ユーロ買いが始まりEURGBPも上昇へ。
米国市場は、予想外に強い米ミシガン大学消費者信頼感指数に、第2四半期の米経済の回復期待が強まり、直後はドル買いへと動くも、ユーロ買いの流れは続き、EURUSDは1.3650近くまで続伸。USDCADは、鉱工業製品価格指数と原材料価格指数にもかかわらず、発表直後の1.0700近くを高値に1.0660割れまで下落、カナダドル買いの流れが続いた。USDJPYは101.35~45のレンジで動かず、GBPUSDは1.7010を安値に、1.70の大台を維持し、終盤にかけて1.0740台を回復。AUDUSDも0.9408を安値に、0.94台を維持し、終盤にかけては0.9430近くまで上昇した。
***** 発言・その他 *****
○ケント豪中銀総裁候補(委員会証言)=住宅投資が今後、低金利や人口増を背景に力強く伸びることが予想される。住宅価格が毎年10%上昇するような状態は望んでいない。国内の住宅価格は、投機的なバブルの兆候はない。
○中国民間不動産サービス会社=1~6月の主要40都市の新築住宅販売は、異例の高水準だった前年同期比から-23%・8960万平方メートル。
○カーニーBOE総裁=英経済は現代史上最悪のリセッショから脱したばかりで、家計の負債水準は高く、経済はまだ相対的に脆弱。中銀は2017年の金利水準を2.5%近くと予測しているが、保証するものではなく、方向性を示しているだけ。金利を引き上げる時がやってくるだろうが、引き上げ幅は限定的で段階的になる。
○本邦投資家は欧州債投資を活発化、ユーロ短期金利が急上昇。
○ウクライナ反政府派=30日までの停戦延長を受け入れる
○バンク・オブ・アメリカ=米第2四半期GDPの予測を4.0%→3.2%に下方修正。
***** 結果、主な経済指標・その他 *****
NZD 7:45 NZD 5月 貿易収支=2.85億NZドル(予想3.0億NZドル 前回4.98←5.34億NZドル)、輸出=460億NZドル(予想 前回44.4←45億NZドル)、輸入=43.2億NZドル(予想 前回39.4←39.6億ドル)→ 予想と前回を下回るが、7カ月連続の黒字へ
JPY 8:30 JPY 5月 失業率=3.5%(予想3.6% 前回3.6%)、有効求人倍率=1.09(予想1.08 前回1.08)→ 失業率、有効求人倍率、共に予想より改善
JPY 8:30 JPY 5月 全国消費者物価指数=前年比3.7%(予想3.7% 前回3.4%)、除生鮮・前年比3.4%(予想3.4% 前回3.2%)、除食品・エネルギー=前年比2.2%(予想2.2% 前回2.3%)→ 予想通りの結果となったが、伸び率は加速
JPY 8:30 JPY 6月 東京都消費者物価指数=前年比3.0%(予想3.1% 前回3.1%)、除生鮮・前年比2.8%(予想2.8% 前回2.8%)、除食品・エネルギー=前年比2.0%(予想1.9% 前回1.9%)→ 前年比は小幅下落、他はほぼ予想通り
GER 15:00 GER 5月 輸入物価指数=前月比0.0%(予想0.0% 前回-0.3%)、前年比-2.1%(予想-2.2% 前回-2.4%)
FRN 15:45 FRN 第1四半期 GDP・確報値=前期比0.0%(予想0.0% 速報値0.0% 第4四半期0.2%)、前年比0.7%(予想0.8% 速報値0.8%)→ 予想と変わらず、ゼロ成長
GBP 17:30 GBP 第1四半期 GDP・確報値=前期比0.8%(予想0.8% 前回0.8%)、前年比3.0%(予想3.1% 前回3.1%)→ 前期比は予想通りながら、前年比は低下へ
EUR 18:00 EUR 5月 景況感指数=102.0(予想103.0 前回102.6←102.7)→ 製造業が弱く予想外に低下、企業景況感=-4.3(予想-3.0 前回-3.1←-3.0)、サービス業景況感=4.2(予想4.0 前回3.8)、
GER 21:00 GER 6月 消費者物価指数・速報値=前月比0.3%(予想0.2% 前回-0.1%)、前年比1.0%(予想1.0% 前回0.9%)、HIPC・前月比=0.4%(予想0.2% 前回-0.3%)、HICP・前年比=1.0%(予想0.7% 前回0.6%)→ 予想を上回り、EUR買いが始まる
CAD 21:30 CAD 5月 鉱工業製品価格指数=前月比-0.5%(予想0.0% 前回-0.2%)→ 予想を下回る
CAD 21:30 CAD 5月 原材料価格指数=前月比-0.4%(予想-0.1% 前回0.1%)→ 予想を下回る
USD 22:55 USD 6月 ミシガン大学消費者信頼感指数・確報値=82.5(予想82.0 速報81.2 前月81.9)、景気現況指数=96.6(予想96.0 速報95.4 前回94.5)、消費者期待指数=73.5(予想72.8 速報72.2 前月73.7)→ 予想と前回を上回り、第2四半期の景気回復の期待感が強まる
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