2014年6月5日木曜日

ユーロ買い戻しも限定的で、基本なレンジから売り継続。

ECB理事会とドラギECB総裁の記者会見でEURは下落後、逆に上昇へ。

おいそれとは、1.37台へ戻すことは予想できず、EURUSD1.3550~1.3650のレンジでの取引を考えたい。

米国市場は、ECB理事会の利下げ決定と、ドラギECB総裁が記者会見で、新LTROを含むパッケージを発表、ユーロ売りが加速するも、EURUSD1.35の大台で逆戻りし上昇へ。E新規失業保険申請件数は予想より若干悪化、カナダの住宅建設許可件数は弱かったが、今日のテーマにならず。


相場をリードするEURUSDは、ECB理事会の利下げ決定と、ドラギECB総裁が記者会見で、新LTROを含むパッケージを発表したことで下落したが、目先の材料は出尽くし、今後の指標を見守る可能性に、EURUSD1.3650近くまでの買い戻しが強まった。
USDJPYは、ドル買いの流れに一時102.70円台まで上昇すると、逆に直近の安値102.45円を割り込み、102.30円台まで続落。
GBPUSDも、EURUSDの動きをフォロー。一時1.6720台まで値を下げたが、1.6810台まで上昇。
AUDUSDは、値を下げることはなく、0.9320台まで続伸、NZDUSDも、0.8430台をボトムに底堅く一時0.8470台まで上昇。

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ドラギECB総裁の記者会見=新LTROを含むパッケージを発表、QEに取り組んでいる。必要があれば、速やかに追加緩和に動く。政策金利は長期にわたり現在の水準で推移。決定は全会一致。主要政策金利は当面は現在の水準にとどまる見込み。

ドラギECB総裁の記者会見=オぺ応札額の全額供給を延長。証券市場プログラムの不胎化は終了へ。低インフレを受けて不胎化を終了。銀行に新たな長期リファイナンスオペ(LTRO)を提供。長い期間に的を絞り、LTRO計画の当初規模は4000億ユーロで、今年9月と12月の2回実施へ。ABS購入に向け、準備を加速。

ドラギECB総裁の記者会見=ECBは為替相場を注視。為替相場はインフレと成長で重要。最近のインフレは為替相場の影響を受けている。

ドラギECB総裁の記者会見=資金流入によるユーロへの圧力は和らいだ。


ECBスタッフ予測=GDP成長見通し、2014年を1.2%→1.0%に引き下げ、2015年度は1.5%→1.7%に引き上げへ。インフレ見通しを下方修正、20141.0%→0.7%、20151.3%→1.1%、20161.5%→1.4%。

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