2014年6月22日日曜日

6月21日(土曜) 昨日、海外市場の動き

6月21日(土曜) 昨日、海外市場の動き


***** 昨日のポイント *****

一日が終わり、ドル買い戻しと、強いカナダの経済指標にCADは全面高の一日、EURCADの売りにEURUSDも下落し、他の主要通貨でドル買いが強まる。弱いユーロ圏消費者信頼感指数にも、EUR売りは限定的で、EURUSDはこう着状態。

為替相場の変動率は低下気味で鈍い動きの中で、FRBの早急な利上げ観測が萎んでいた米金利も上昇へ、米金利が低下して売られ気味だったドルの買い戻しが目立った。

カナダの小売売上高と消費者物価指数が強く、カナダドル高が上昇、クロスでカナダ高の影響を受け、他の主要通貨は逆にドルに対して下落、その流れを受けた流れが暫く続いた。

ユーロ圏の消費者信頼感指数は予想外にマイナス幅が拡大したが、EURUSDは1.3570台を維持、1.36の大台を割り込みながらも、買いの強さが目立った。

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◎カナダ小売売上高は、予想を上回り11カ月ぶりの高水準で、売上高は過去最高を記録し、CAD買いが強まる
◎カナダ消費者物価指数は、予想を上回り、2年3カ月ぶりの高水準でCAD買いが強まる
◎ユーロ圏消費者信頼感指数・速報値は、予想よりマイナス幅が拡大したが、EUR売りは限定的で、買い戻しが強まる。
◎ハルデーン英中銀理事は、強いインフレ圧力の兆候は見られないと発言、ポンド買いに水を差す。
◎ロイズは、保有するTBS株の放出額を拡大しており、ポンド買い材料として残る。
◎ポロシェンコ・ウクライナ大統領=政府軍と親ロシア派武装勢力と期間は27日から1週間の停戦を発表。
◎ドンブレト独連銀理事=ドイツの中堅都市不動産価格は10~20%上昇し、上昇傾向は広がっている

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※USDJPYは、102円台に復活するも102.20円を超えられず、引き続き狭いレンジ相場入り。
※EURUSDは、1.36台から滑落し、弱い消費者信頼感にも1.3560台を維持、1.3550~1.3650のレンジの動きへ突入。
※GBPUSDは、1.7060台へと上昇した買い先行の流れも、週末のポジション調整とハルデーン英中銀理事売りへと変化。1.70の大台を維持したことで上昇の流れは変わらず。
※AUDUSDは、0.94台は鬼門? なかなか超えて維持することはできず、週末ポジション調整に仕切り直しへ。0.93台を維持しているうちは、買いの流れに変化なし。



***** 発言・その他 *****

○英5月の財政収支、公的部門純借入額(PSNB)は-133.39億ポンド(予想-93.5億ポンド 前年同月-87.46億ポンド)と、予想を上回る赤字額となった。
○ドンブレト独連銀理事=ドイツの中堅都市不動産価格は10~20%上昇し、上昇傾向は広がっている。不動産価格の推移を注意深く見守っているが、現状は不動産バブルに至っていない。
○黒田日銀総裁=金融機関の貸出利ザヤ縮小に歯止めがかかっておらず、収益基盤の確保に課題がある。
○フィッチ幹部=ユーロ圏の格付け引き上げペースは、財政面の取り組の停滞に、今後は格上げペースが弱まる。
○ポロシェンコ・ウクライナ大統領=政府軍と親ロシア派武装勢力と期間は27日から1週間の停戦を発表。
○欧州連合(EU)=今年終盤に財政規律を簡素化し、経済成長や雇用創出を促す。
○クーレECB専務理事=デフレの脅威が再上昇したら再び行動をとる準備がある。ユーロ圏政府は金融政策の緩和状態を構造改革に利用すべき。財政規律の変更は信頼性を損なう。
○ロイズは保有するTBS株の放出額を拡大しており、ポンド買い材料として残る。
○ハルデーン英中銀理事=強いインフレ圧力の兆候は見られない。利上げは経済が十分に強まった時に限定される。


***** 結果、主な経済指標・その他 *****

15:00 GER 5月 生産者物価指数=前月比-0.2%(予想0.0% 前回-0.1%)、前年比-0.8%(予想-0.7% 前回-0.9%)→ 予想外に弱い
17:00 EUR 4月 経常収支=187億ポンド(予想 前回216←209億ユーロ)、季調済=215億ユーロ(予想194億ユーロ 前回196←188億ユーロ)
21:30 CAD 4月 小売売上高=前月比1.1%(予想0.6% 前回0.1←-0.1%)、除く自動車前月比0.7%(予想0.3% 前回0.2←0.1%)→ 予想を上回り、11カ月ぶりの高水準で、売上高は過去最高を記録し、CAD買いが強まる
21:30 CAD 5月 消費者物価指数=前月比0.5%(予想0.3% 前回0.3%)、前年比2.3%(予想2.1% 前回2.0%)、コア前月比0.5%(予想0.2% 前回0.2%)、コア前年比1.7%(予想1.5% 前回1.4%)→ 予想を上回り、2年3カ月ぶりの高水準でCAD買いが強まる
23:00 EUR 6月 消費者信頼感指数・速報値=-7.4%(予想-6.5% 前回-7.1%)→ 予想よりマイナス幅が拡大

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