≪最近のデータが示すもの(6月10日データ)≫
7通貨(円、ユーロ、ポンド、スイスフラン、カナダドル、豪ドル、NZドル)のネットはショート-85,541
コントラクトで、前週-57,954コントラクトからショートが-27,587増加した。ドルに換算したポジションはドル買いで約145億ドルと前週の99.1億ドルから大幅に増加し、ドル先高期待またしても続いている。
今週特に目立った動きとしては、ユーロの売りが膨らんだことと、豪ドルの買いが膨らんだことで、クロスではEURAUDの売りが理論的には上策であったことが示されている。
≪各通貨での変化≫
円=-82,162コントラクトと、前週の-74,218から、ショートポジションは拡大。3週連続で円売りポジションが拡大していたことが確認された。ドル換算では約100億ドルのドル買いポジションになっている。
ユーロ=-57,185コントラクトと、前週の-33,025からショートが増加。5週連続でユーロ売りポジションが拡大、ECB理事会で追加緩和パッケージが示されたことが要因となり、売りが拡大。ドル換算では約97億ドルのドル買いポジションになっている。
ポンド=+35,842コントラクトと、前週の+34,974からロングは微増。3万コントラクト台のポンド買いが継続しており、特にカーニーBOE総裁が、早めに利上げする可能性を示唆したことで、さらにポンドの買いポジションが拡大していると思われる。ドル換算では約38億ドルのドル売りポジションになっている。
豪ドル=+28,247コントラクトと、前週の+21,527からロングは微増。10週連続でプラス圏を維持し、上昇局面が続いている。ドル換算では約27億ドルのドル売りポジションになっている。
NZドル=+16,855コントラクトと、前週の+17,531から微減。ポジション的には少ないものの、39週連続でNZドルのロングポジションが続く。ドル換算では約14億ドルのドル売りポジションになっている。
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