ECB理事会とドラギECB総裁の記者会見
予想外に低下したユーロ圏CPIを受けた、ECB理事会とドラギECB総裁の記者会見が注目を浴びていたが、それも終わった。
評価は、ECB理事会は何も変更せず、ドラギECB総裁は、「量的緩和は利用可能は手段の一つで理事会で協議」、「利下げやマイナス預金金利を協議」、「為替レートはより重要な要素」、「経済見通しのリスクは下向き」との発言にユーロ売りが強まり1.3710へ下落。
さて、EURUSDは1.37~1.38のレンジの下限を維持することができるのか? できれば再び上昇トレンドを維持することが可能になるが、失敗すると、ユーロロングのストップが待ちかまえている。
ECBは金融緩和はせず、仮に、EURUSD1.4に近づけば、ユーロ高を抑制する動きに出ることは考えやすいが、現状の1.37からその動きを警戒することも早すぎるように思えてならない。
◎ECB理事会=政策金利0.25%、上限金利0.75%、下限金利0.0%の据え置きを決定。ユーロ圏のCPIが予想外に低下したことで注目された。
◎ドラギECB総裁記者会見=最近のデータでは低インフレの長期化予想と一致。更なる金融緩和を排除しない。インフレは4月には若干上昇。金融緩和を維持する決意を堅持。長期間にわたり金利を現行水準かそれ以下に維持すると予想。量的緩和は利用可能は手段の一つで理事会で協議した。利下げやマイナス預金金利を講義した。為替レートはより重要な要素になっている。経済見通しのリスクは下向き。インフレ見通しのリスクは中期的に均衡。ユーロ圏のHICPは数ヶ月間低水準にとどまる。
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